オセロニア「論」

思考や情報の整理のために書いていきます。

【逆転オセロニア】グローリーモードのデッキ使用率・勝率の移り変わり(2023年12月~2025年01月)

皆さんはグローリーモード、潜っているでしょうか。

ハイパワーS駒が飛び交う迫力あるバトルが楽しめるシーズンマッチに対し、A駒中心の戦いとなるグローリーモードはシズマに比べて一手一手の選択がよりシビアで、よりヒリヒリとした戦いが楽しめます。その分、S2とS1というS引きS1枚分の差が大きいのは事実ですが、S駒の連打でなすすべなく飛ばされたという感覚はシーズンマッチに比べると少なく、いくぶん勝敗に納得感があるところが個人的にはしっくりと来ているコンテンツです。

その特性上、戦の上位者やランカーなど猛者たちが跋扈する一段と競技性が高いコンテンツでもあり、勝つのは一筋縄ではいきません。しかし、上手い方との対戦は勉強になる部分も多く、私も最近しっかりと腰を据えてグローリーに潜ろうと思い始めたところ。

そこで今回は、これまでに公開されてきたグローリーモードの勝率・使用率の変遷や、それに基づき行われてきた環境調整についておさらいしてみました。

グローリーモードで使われるデッキと勝率の変遷をまとめてみた

グローリーモードは2023年5月に練習バトルとしてスタートし、同年7月からお試し版としてシーズンマッチに実装された後、2024年1月から正式版の運用が始まりました。

グローリーモードの使用率・勝率データが新着オセロニアのLIVE配信など公式の場で発表されたのは、恐らく2023年12月が初めてだと思いますので、本記事では2023年12月~2025年01月の1年2ヶ月間のデータを基に、グローリーモードの環境の変遷を振り返ってみます。

2023年12月のグローリー環

2023年12月の使用率・勝率グラフ

これは2023年大晦日の「新着オセロニア!Zodiac 2024」内で公開されたデータで、そこから参考として補助線と推定の勝率50%ラインを書き込み、目視で読み取れる各デッキの勝率順位を水色の数字で加筆してあります。

今から1年ちょっと前のグローリー環境はギルガメッシュが使用率、勝率ともにトップでした。

このとき私は全くグローリーには手つかずだったので、「コスト200であまり見られないリーダーがグローリーでは無双しているんだな」と興味深く感じたのを憶えています。

現在のグローリーモードと比較して、捕食魔殴りやリアンツィール、マニア、アポロンなどがランクインしている点が特徴的です。

2024年01月以降の環境調整

 進化ギルガメッシュ・闘化九天玄女の同デッキ制限
 闘化フェイルノート使用禁止
 進化アイシェ x1.25→x1.20

勝率上位3デッキに手が加わる形となりました。

ギルガメッシュデッキの高火力の一端を担うAアタッカーの制限、神殴りデッキが"+1ターン"を確実に得て形を整えるための闘化フェイルノートの制限、引いた途端に1.25バフがかかる魔殴りのサブオーラ・進化アイシェのスキルバッジ適用です。

2024年04月のグローリー環

2024年05月以降の環境調整

2024年04月末の配信「新着オセロニア!CRIMSON STAR」では、その先月にもプロデューサー動画が出されるなど当時の話題の中心だった「進化フェイルノート」のスキルバッジ適用が主要な論点であり、グローリーモードの使用率・勝率データはありませんでした。

その一方で、それまでグローリーでは使用NGだった進化ツクヨミ(魔10のフォース)、闘化スゥ(混合用ディザイア)、ヨアケ(閃撃Sリーダー、ただし闘化ゲイ・ボルグ-進化ニルス同デッキ制限の下で)が解禁されたことがトピックでした。

2024年08月のグローリー環

2024年08月の使用率・勝率グラフ

高い使用率を誇ったアナンとラウナス

2024年の夏頃は、4月の強駒パレードで登場した召喚御三家のうちの2キャラクター、ナタリオティーが6月から使用できるようになったことを受け(多分)、アナンデッキラウナス混合デッキが高い人気を誇っていました。8月もまだその余波が残っていたのですが、使用率の高さと勝率の間に若干の乖離が生じています。

これは、「あるデッキが強いらしいという噂を人々が聞きつける」→「カジュアル人口が流入、そのデッキを使う人が急増する」→「使用率トップ5が目に見えて偏る」→「メタ構築(対策)が出回って勝率が下がる」&「使用プレイヤーのレベルの平均化が進んで勝率が下がる」…というグローリーあるあるの現象の帰結なのではと考えています。

現に、恐らくアナンへのメタとして暗黒竜がランクインしてきており、(多くの苦手対面の存在にも関わらず)50%以上の勝率を叩き出しています。この、アナンが激増する→暗黒竜がランクイン、という現象は後にも見られます。

また、6月登場のテレーゼが解禁され、早速使用率・勝率トップ10にランクインしています。

勝率はツクヨミが頭1つ抜ける

一方の勝率はツクヨミ55.3%で1位を記録し、2位のギルガメッシュ52.9%、3位のテレーゼ52.4%を頭一つ分突き放していました。

グラフから目視で読み取ると、少し抜けた1位のツクヨミがいて、2位のギルガメッシュから8位の竜血デッキまでが勝率50%+の第2集団を形成しており、それ以降(天楔、神殴り、閃撃、アマテル)が勝率50%を切る第3集団という分布を形成していることが見て取れます。

確かこの頃はアナンからの大ロックでリーダーを釣るというのが大流行していた時期で、それにより釣られたツクヨミも多々あると想像できますし、アナンに遠夜を出されているだろうことも考慮すると、ツクヨミデッキはそれでもアナンを押し切れるデッキパワーを持っていたということが伺えます。元々恵まれたHPの高さにオーダーDの2,000回復が加わるなど優れたフィジカルから高水準の火力も出すことができるため、使用率が目立って高かったアナンやラウナスなど耐久性が貧弱ながら火力が高いというデッキをそのまま押し切ることができたのではと思います。実際に、じゃんぷちゃんねるで2024年8月に公開されたグローリーの動画内でも、高梨さんはツクヨミが「ラウナスに勝てる」と紹介しています。

www.youtube.com

竜血デッキが最も輝いていた(と感じる)のもこの頃

そして、余談ではありますが竜血デッキが勝率8位(推定)にランクインしているのは、この月からブライダル・いくまが使えるようになったこともあると思いますが、アナン・暗黒竜というどちらも有利を取れる対面が増加した影響も大きかったのではと考えています。

私はトゥアンが解放された5月かその翌月の6月頃からグローリーに竜血デッキで潜っていたのですが、個人的に最も竜血デッキが強く感じたのはアナン環境(しかもサマー・パンドラ搭載の召喚主体型)だった夏頃だったと感じています。召喚の多いアナンにも暗黒竜にも強く出ることができ、勝率2位のギルガメッシュにも火炎駒の廻り方次第では互角に戦えるポテンシャルを持っていました。

しかし、竜血デッキはこの直後に(使用率・勝率ともに、目立った成績を残していないにも関わらず!)ヤンドーラ取り上げという措置を食らって、それ以降は環境から置いていかれる一方という感じです。トゥアン-ヤンドーラの制限解除と引き換えに、現在も依然としてヤンドーラとフルフレアの同デッキ制限を受けており、強度を上げる他デッキ(直近だと例えば竜神デッキなど)にいまいち追随しきれないでいるというのが現状です。

特に神単デッキ(ツクヨミやディートリヒ等)に対して明確に厳しく、彼らの使用率の高さによって竜血の勝率が左右される、といった状況なのは否めないところ。後のデータにも現れていますが、アナンが多い月には勝率が50%前後に上がってくるのですが、ツクヨミ等が支配した月には40%中盤台にまで勝率が落ちる傾向があります。竜単デッキが現状で対策ほぼ不可能な、特殊・雷撃ダメージのメタ駒の追加か、ヤンドーラ-フルフレアの返還で神単デッキ相手にも戦える強度を個人的には切望したいところ。

2024年09月以降の環境調整

8月に勝率2位だったギルガメッシュデッキは、過去の環境調整で九天玄女を取り上げられたデッキですが、それでも依然として高い競争力を保っており、さらなる調整の必要性を示唆しました。一方で、同じタイミングで闘化フェイルノートを没収された神殴りデッキは(レオニスの台頭もあって?)勝率10位に落ち着いており、またアイシェのスキルバッジを受けた魔殴りデッキはランク外に沈んでいました。

このような状況も踏まえて、使用率や勝率が高かったデッキを中心に、割と幅広いデッキに手が入ったのがこの月の調整でした。

【同デッキ制限】
 闘化スゥ+ラティー
 闘化アナン+サマーブランジェッタ
 闘化アナン+ナタリオ
 闘化ツクヨミ+スプラ
 進化ギルガメッシュ+ファナリア
 トゥアン+第2闘化ヤンドーラ
 周年ムーニア+進化ランドタイラント
 闘化アマテル+進化ペトラ

【使用条件の追加】
 バレンタインララノア→リーダーのみOK

介入基準が不明瞭だった印象は拭えない

「低コスト帯は積極的に調整する」とした言葉通り、意欲的な調整を行ったなというのが当時の印象。ところが、後から色々言うのは簡単なのを重々承知の上であえて書くと、調整の基準がやや不明瞭だったかなと感じる部分があったのも事実。このことは昨年10月の以下の記事にも既に触れていますが、ここでも改めて。

othellonia-ron.hatenablog.com

例えば、勝率が明らかに頭一つ抜けていて、使用率でも第3位につけているツクヨミの調整がスプラだけに留まっている点。代替となる神単の召喚駒としては、元々編成されることが多い神ブランジェッタに加えて、闘化ハルアキやひな祭り・スプラの採用、コスト15の観光'22・ルルカ、S駒の桔梗やキング&ディアンヌ、バフ対面にサマー・アルテミスなど、調整の回避策は豊富に存在しており、ほぼ効果がない措置なのは当時から明らかでした。

それに対して、ラウナスと並んでダントツの使用率ながら勝率では5位に甘んじていたアナンからは、サマー・ブランジェッタとナタリオを取り上げています。元々HPが低い魔単デッキは、ツクヨミのように必要ならばコスト15を編成するということは難しく、当時のアナンにできたことといえばS駒のサマー・パンドラ(or 絵心甚八)、A駒に残されたニーヴに加え、新たにエイプリル・あやめを追加するぐらいしか選択肢がありませんでした。ツクヨミの状況に比べて明らかに不遇。

また、使用率5位、勝率4位のレオニスや、勝率で7位に喰い込んだ暗黒竜には制限なしだったのに、何故か勝率8位の竜血デッキにはヤンドーラ制限が加えられることになった必然性も良く分かりませんでした。

実際に、次回の調整が入るまでの9月・10月の環境では、この調整深度の濃淡が勝率に忠実に現れる結果となっています(後述)。

2024年09月のグローリー環

2024年09月のシーズンレポート(グローリー)

この月から、グローリーモードもシーズンレポート内で勝率データが公開されるようになりました!

使用率は、先月の勝率が高かったながらも8月末の調整を免れた感が強かったレオニスが1位に。この頃のグローリーの解説動画もレオニスを題材にしたものが目立ち、それらの影響もあったかもしれません。

同じく調整を(ほぼ)逃れた印象のツクヨミも使用率、勝率ともに2位にランクイン。

勝率を見ていくと、7月の強駒パレードでミネールが登場したことをきっかけに、ルフレア搭載の(魔竜)混合ナルアダルアが特に目立った月でした。ナルアダルアが苦手とする神殴りがレオニスに抑圧されているのも追い風でした。

先月既に高かったツクヨミも54.15%と勝率は大きく落とさず、レオニスもそれに続く形(53.58%)。

逆に、アナンの勝率は47.94%まで急落し、召喚をキツめに取り上げられた影響が出たものと思われます。アナンが減ったことで暗黒竜はランク外に落ち、竜血もランキングから姿を消しました。

まさに、8月末の環境調整の影響を素直に反映したデータとなっているように思います。

2024年10月のグローリー環

2024年10月のシーズンレポート(グローリー)


9月末に特に調整が無かったこともあり、先月と似た傾向が続いた10月。使用率ではレオニス、ツクヨミ、ラウナス(混合殴り)が上位を占めました。

勝率は引き続きナルアダルアが引張り、ギルガメッシュツクヨミ、レオニスなどが上位集団を形成しています。アナンは引き続き47%台と苦戦が続いていました。

2024年10月の使用率・勝率グラフ

こちらは10月末に急遽行われた環境調整に関するLIVE配信(メルヴェユールに対するコンボ封印の弱体化等があった)内で示された、10月途中の使用率・勝率グラフです。月の途中での集計データなので、上のシーズンレポートの表と順位が微妙に変わっていたりしますが、全体の傾向はほぼ共通です。

このグラフが提供している貴重な情報として、シーズンレポートに載る使用率上位10位以下のデッキの勝率が読み取れる点があります。

これを見ると、使用率トップ10の下にアマテル、マナ(アスリーン)、捕食魔殴り、コンバート、竜血が埋もれていたことが分かります。

そして勝率に注目すると、アマテルやマナなどはより高い使用率を誇ったアナンよりも数%も高い勝率を収めていること、この15デッキ内での勝率最下位である竜血デッキは(グラフから読み取るに)勝率43%を切っていることなどが読み取れます。

マナデッキは、リーダーのマナリーンの火力自体はやや渋めながら、この当時は竜6以上の構成にしてフルフレアを搭載できたことや、A駒の火力自体は優秀であり、基本的に波動ダメージなのでレオニスから出されるツクヨミのフォースを貫通できるなどの素性の良さがありました。

ヤンドーラを没収された竜血デッキにとっては苦しい時期が続いており、明確に不利なツクヨミや微不利寄りなレオニスが増えたことにより、かなり苦戦している様子が伺えます。

2024年11月以降の環境調整

これらの結果を受けて、8月末に匹敵する大きめな規模の環境調整が行われました。

【同デッキ制限・制限解除】
 闘化ツクヨミ-桔梗同デッキ制限
 闘化ツクヨミ-キング&ディアンヌ同デッキ制限

 闘化ナルアダルア-進化フルフレア同デッキ制限

 闘化アナン-ナタリオ制限解除
 闘化アナン-サマー・ブランジェッタ制限解除
 闘化アナン-サマー・パンドラ同デッキ制限

 トゥアン-第二闘化ヤンドーラ制限解除
 闘化フルフレア-第二闘化ヤンドーラ同デッキ制限
 闘化ブライダル・アイリア-第二闘化ヤンドーラ同デッキ制限

【新規追加駒の扱い・使用禁止駒の追加】
 闘化スピカ、闘化シャウラ、進化カマリは使用OK
 進化スピカ、進化シャウラ、闘化カマリ、アルベルティーネは使用禁止
 ラティーナ使用禁止

8月末の調整後に勝率が高かったツクヨミとナルアダルアをやや下げる方向勝率が低くなったアナンと竜血デッキを持ち上げる方向を意図した調整が行われました。

ツクヨミ桔梗キング&ディアンヌを使用できなくなり、ナルアダルアルフレを使用できなくなりました。

ツクヨミはS召喚を取り上げられたとしても、上述のように召喚A駒の選択肢は豊富ですし、そこまで召喚に枠を割かなくともフィジカルを活かして強引にコンボして押し切ることもできるとあって、この調整以降も安定して勝率50%を維持し続けます。一方でナルアダルアは、ぴったりハマった感あったサブS枠のフルフレアを没収されて、2月~3月(現在)の竜神環境で再浮上するまでは使用率トップ10から姿を消すことになります。

アナンナタリオとサマブラの返還の代わりにサマー・パンドラを使えなくなりトゥアン竜血デッキではヤンドーラを使えるようになったものの、ヤンドーラとフルフレア、嫁アイリアとの同デッキ制限が掛けられました。この調整後、アナンはバフォメットを搭載する型に、竜血はめぐみん&ゆんゆんとフィン編成でヤンドーラを搭載する型にシフトした方が多かった印象を持っています。

9月登場の超駒御三家は、じゃない方そこまで使われている印象がない闘化スピカ、闘化シャウラ、進化カマリは使用できることに。また、9月に登場して以降シズマで暴れまわっているアルベルティ—ネは使用禁止とされた他、様々なタイプの混合デッキに編成できたラティーナはたった5ヶ月の活躍期間を経て使用禁止に。まあ、強かったですもんね。

2024年11月のグローリー環

2024年11月のシーズンレポート(グローリー)

10月末の環境調整を経て、アナンが見事に使用率上位に戻ってきました。しかし、勝率自体は50.65%と、以前の47%台からは上昇しているものの使用率ほどは高くはないというのが見て取れます。また、使用率自体は低い黒竜ですが、アナンとレオニスという相性の良いデッキとの対面が多く、なんと勝率では全体で1位となっています。

その他のトピックスとしては、9月のDeck Driveイベントで紬葵をもらった楔デッキが使用率・勝率ともに上位に食い込む成績を残しました。

そして、アナンの激増(と暗黒竜の微増)の影響により、竜血デッキがランクインしているというのは8月に見られた現象と同じだと思われます。

さて、10月末に同デッキ制限の調整を受けたデッキはどうなったかというと、上述のようにツクヨミは勝率を下げたものの51.56%を保った一方、ナルアダルアはランキングから姿を消しました。この頃のナルアダルアは混合タイプにしても竜10タイプにしてもそこまで弱くなった印象はなく、恐らく勝率50%程度は維持していたのでは?と想像しています。

2024年12月以降の環境調整

 闘化ツクヨミ-闘化スクルド同デッキ制限

10月の超駒パレードで登場したスクルドがグローリー解禁されましたが、それと同時に闘化ツクヨミとの同デッキ制限が発表されました。もともと耐久性が高いツクヨミをさらに堅くしてしまうという意味で、「確かに解禁されたらヤバそうだな」という組み合わせなので、個人的には納得感高かったです。

2024年12月のグローリー環

2024年12月のシーズンレポート(グローリー)

使用率ランキングの上の方の顔ぶれを見ると先月と似ていますが、使用率9位、10位だった竜血と暗黒竜がランキングから外れた代わりに、テレーゼ偽装神殴りがランクインしてきています。

この月の勝率でダントツの1位になった偽装神殴りは、その発想自体は昔からあるものですが、この時点で改めてみてみるとグローリーモードのルールの隙間をついたような側面があり、個人的に「なるほどなぁ」と納得させられるものでした。というのも、神単の神殴りデッキで神単条件が付いた駒の多く(例えば、ミューズ、神フェリヤ、闘化フェイルノート、進化ハルアキ、神守護者など)は、グローリーモードで使用禁止駒に指定されており、もはや神単で編成する必要性が薄いのです。

であれば、フェリタ&プティも使用不可能な中でB駒のサマー・アマリアを使用するぐらいならば、引いた途端に1.2倍バフが掛かる進化ランタイで殴ったほうが強いというのはその通りというか、非常に合理的に考えられているなと感心してしまったのです。勝率テーブルを見れば、本来の不利対面であるはずのレオニス対面含む全方位に勝ち越せているところからも、相当なパワーを持ったデッキだったのだと思います。

また、テレーゼが使用率・勝率でランクインしてきているのは、恐らくナルアダルアを出禁となったフルフレアの行き先としての側面が強かったと思われます。テレーゼの吸収とフルフレアのフレアヒールが相まってリーサルずれまくり、、が強いのは容易に想像できるため、納得の勝率の高さです。

2024年12月の使用率・勝率グラフ

さて、シーズン切り替えの月はLIVE配信内で月途中の勝率グラフが示されるので、シーズンレポートから漏れた使用率11位以下のデッキの勝率もざっくりとうかがい知ることができるのですが、それによればおそらく竜血デッキは(目視の読み取りによると)47.8%前後なのではと推測されます。

大の苦手対面・ツクヨミが減ったとは言え、同じく苦手な天楔は増えていますし、その中で勝率がまだ低いとはいえ目に見えて改善したのは(フルフレアではなくめぐゆん編成にはなってしまうものの)ヤンドーラを返してもらったことが大きかったのでは、と個人的には捉えています。

また、ナルアダルア(使用率にして14位、15位)は、フルフレア同デッキ制限以降に使用者が減ったとは言え、勝率は50%前後を維持しているように見えることから、基本的に素性が優れたリーダーなのだと感じました。

2025年01月以降の環境調整

8月末、10月末と来て、今回の12月末と、2ヶ月に1度のペースでそこそこ大きめな環境調整が行われています。

【同デッキ制限】
 闘化レオニス-サマー・ブランジェッタ同デッキ制限
 新春・蘭陵王-進化ランドタイラント同デッキ制限
 闘化ムーニア-進化ランドタイラント同デッキ制限

【新規追加駒の扱い・使用禁止駒の追加】
 温泉ルーシュ-進化フォシィ同デッキ制限
 温泉ルーシュ-闘化フォシィ同デッキ制限
 エデッサ-進化フォシィ同デッキ制限
 エデッサ-闘化フォシィ同デッキ制限
 闘化ツクヨミ-オセリート・オキクルミ同デッキ制限
 進化フルフレア使用禁止

ついに、これまで一度も調整の手が入ってこなかったレオニスに、夏ブランジェッタとの同デッキ制限が加わりました。これまで高い使用率かつ安定した勝率を続けてきたレオニスだったので、当時は比較的納得した調整だったのですが、後になってレオニスが環境でひっそりと果たしていた働きについて身を持って知ることに…(後述)。

また、ランタイ編成の偽装神殴りは本来の神殴りデッキの意図することと違うということで、ニューイヤー・蘭陵王(および闘化ムーニア)と進化ランタイとの同デッキ制限が掛けられました。

この月から使用可能になる駒について、シーズンマッチに準拠する形で火炎バフリーダーと進化・闘化フォシィの同デッキ制限が掛けられた他、(季節)S駒級の性能として話題になった無限に回避し続ける彼も、ツクヨミとの同デッキ制限が登場初月から課されることになりました。特に後者は賢明な判断だったと思われます。

そして、進化フルフレアさんはナルアダルアの勝率を爆上げして出禁になった後、テレーゼに住処を移したのですが、結局テレーゼの勝率も56.17%まで押し上げてしまったため、グローリーモード全体から締め出しを喰らいました。

2025年01月のグローリー環

2025年01月のシーズンレポート(グローリー)

今年の1月に入り、夏ブラ取り上げの調整を受けたことでレオニスの使用率が後退しました。その副次的な効果として、最強のフォース・ツクヨミを大の苦手としていた神殴りデッキが環境に再び戻ってきました。そして、恐らく神殴りデッキに押される形で、殴りデッキにやや不利がつくヨアケ閃撃やギルガメッシュの勝率が下がったように見えます。

1月のデータに見えた神殴りの隆盛は、(まだデータが出てきていないですが)恐らく2月の環境でさらに高みに達したものと想像しています。かつてのフェイルノート-イシュタル構成を彷彿とさせる、スクルド-イシュタル構成の神殴りデッキが大流行したのが翌2月でした。

来る日も来る日も神殴りデッキに4バフを炊かれてワンパンされるという、一周回って爽快なグローリー体験の日々を重ねるにつれ神殴りデッキを常識的な範囲に抑えてくれていたレオニス(というか進化ツクヨミ)の偉大さに気付かされたのでした。「竜血に制限が入ったのに、もっと勝率も使用率も高いレオニスが調整受けないのはけしからん!」などと怒ってごめんなさい(?)

そして、レオニスが使用率を下げたことでアナンが使用率1位に。一方で勝率トップはツクヨミ。アナンに溢れる環境でツクヨミが勝率トップに立つ、というのは2024年8月と同じ傾向。基礎フィジカルの高さに加えてオーダーDの回復もあるので、例え遠夜を打たれようともそのまま押し切れるタフさも、同じ神デッキのギルガメッシュ等との勝率差を生んだ要因の一つなのでしょうか?

また、アナンの使用率が伸びる→暗黒竜も増える→竜血がそのおこぼれにあずかるという循環は、昨年の8月、11月に続く3度目の現象として使用率・勝率に反映されています。付け加えると、この月から手に入れた強駒・シェインの追加も竜血デッキにとって大きな強化でしたね!

公開データから割り引いて考えるべき点

公開されているデータからこれまでのグローリーモードの変遷の歴史?みたいなものを振り返ってみましたが、データを額面通り受け取るのではなく、いくつか割り引いて考えるべき点が存在することについて念のため触れておきます。

使用率ランキング上位内での勝率ランキングであること

筆者が表にまとめた勝率ランキングは全デッキ中のランキングではなく、使用率上位10デッキ(2024年08月のみ12デッキ)中の勝率ランキングになっている点に注意が必要です。これは、使用率上位10デッキ(または12デッキ)のデータしか公開されていないためです。

10位以降のデッキも含まれた勝率グラフから伺い知れたように、実際にはランキングに載らないマイナーなデッキ内にも、比較的勝率高めなデッキが埋もれていることもあるはずです。

例えば(データがないのであくまで想像になるのですが)、回復耐久デッキやテレーゼあたりのデッキがそれらに該当するのではと想像しています。

ヘビーに潜っているトップ層が使うデッキの影響が大きい

グローリーモードは次第に人口が増えているような印象があるとは言え、まだまだシーズンマッチに比べたら人口が多くはないと思われます。

したがって、ヘビーに潜っている一部のトッププレイヤーの戦績によって全体のデータが引っ張られる影響はそれなりにあると思われ、特に上位プレイヤーが愛用するデッキはそのデッキの実力以上に平均勝率が持ち上げられていたりするのではと想像しています。

集計月内にもダイナミクスがある

シーズンレポートは一ヶ月のデータの平均値として提示されますが、実際には流行デッキに対向するメタデッキの隆盛など、ひと月の中にダイナミクスがあるなと良く感じます。

例を挙げると、神殴りが流行する→神殴りを見るためにレオニスが増える→レオニスに微有利なアナンが増加→アナンに勝てる神殴りが増える…のように、まるで自然界における生物の生態系が個体間の相互作用で増減するような動的変化を感じることがしばしばあるのが面白いと感じています。

自分はトッププレイヤーでも何でもないため想像でしかないのですが、高い勝率やポイントを残すトップ層の中にはこのような環境の変化に細かく対応してデッキを調整しながら戦っている方がそれなりに多いのではないかなと思っています。

「流行デッキ」のようなものが存在する

その月々には流行のデッキみたいなものが存在します。

流行のきっかけは恐らく様々で、例を挙げれば

  • その月から解放される新駒の影響
  • YouTuberなどインフルエンサーが構築や使い方を紹介した動画や記事等
  • 先月のランカーが月終わりに「今月はこのデッキが強かったです!」などと公開したSNSの投稿等
  • 先月の勝率ランキングの上位デッキ
  • 環境調整によって制限・解除される駒の影響
  • 仲間内の口コミ

などによって、月ごとに「何故か使用率高いなぁ」というデッキがあったりするものです。

先月から確実に強さを見せていた中で、今月になってエヴリンが解禁されたことにより序盤に爆発的に増えた竜神デッキは、上記の一番上や一番下の事例に該当すると思います。

したがって、データを読み解く際には、このような数字の背景に隠れている様々な要素を加味しながら見ていくことが、より正確に環境を理解する上で重要なことなのではないかと、なんとなく漠然と思ったりしています。

そして、その背景事情を掴むためには、とにかくグローリーモードに潜るのみ!なのだと思います。自分は最近色々と時間を取られてしまっている関係で全然潜れていないので、そろそろしっかりと腰を据えてやらねば!という決意(だけ)は立派に持っていたりするのです。

まとめ

グローリーモードが実装されてから、これまでに公開されてきた使用率・勝率データ(グラフ)、および施された環境調整についてまとめた上で、その時々で何が起きていたのかについて当時の記憶を辿りながら後付けで考察してみた、という記事でした。

私よりも遥かに深くグローリーを周回していた方には、自分には見えないもっと様々な景色が見えていたとは思いますが、ひとまず私のような浅い視点で書けることはせいぜいこんなところまでとなります。また、時系列や環境調整の内容等に抜け漏れや明確な誤り等がありましたら、コメント等でご指摘いただけると幸いです。

しかし、例えこんな表面的な記事であっても、使用率、勝率のデータや環境調整の履歴等を時系列に振り返ってみることによって、これまでのグローリーモードの空気感を掴む・思い出す上で何かしらの参考になれば嬉しいです。こんな長い記事を最後まで読んでいただいてありがとうございました。さてはあなた、相当なグローリー好きですね?

それでは、よきグローリーライフを!