オセロニア「論」

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【逆転オセロニア】新スキルの「ヴィジョン」は確定ドロー!新シーズン開幕の超駒パレード①

2025年のラスト1/3を飾るSEASON 3「GATE OF VISION」は、10周年に向けて勢いづくオセロニアにとっては来年2月の周年イベントへの助走期間としても重要な期間となります。

そんな新シーズンを飾る超駒パレードにおいて、新・超駒御三家としてノエイン&イニス、ナハトグリド、リーゼロッテの3キャラクターが登場しました。

第1弾となる本記事では、新スキル「ヴィジョン」を備えた闘化の3体について見ていこうと思います。

新スキルはヴィジョン!

SEASON 3 超駒パレード「GATE OF VISION」では、新スキル「ヴィジョン」を持ったS超駒が3体登場しました。下の画像には、「ヴィジョン」の説明として「盤面に出した時、コストを支払うことで次のドロー駒を選択し、確定させる」と書かれていますが、具体的には以下のフローに応じて処理がなされます。

まず、スキルを使うとき、「ヴィジョン」の追加効果を使うかどうかを選択します。

「使う」を選択すると、デッキの残りの駒からランダムで選ばれた3つの駒のうち、次のターンのドローで引いてくる駒を5秒以内に選択します。

駒を選択すると、スキルの基本効果が発動した後に、「ヴィジョン」スキルに応じたコストを支払うことになります。このコストとは、今回登場の新駒でいうと、相手へのバーストバリア付与(闘化ノエイン&イニス、闘化ナハトグリド)、または自分のHPの代償(闘化リーゼロッテ)として支払うことになり、その大きさは次のドロー駒としてA駒を選択した場合には500、S駒を選択した場合には1,500となります。

つまり、ダメージレース上のビハインドを負う代わりに、通常ランダムとされるドローで(ランダムな3駒からの選択ではありますが)プレイヤーの希望を通すことができるようになる、というものです。

これまでは、あらかじめ決められた駒を確定で手駒に召喚するアルカナ召喚や、盤面から手駒に戻って来るブリンク等のスキルはあったものの、デッキからのドローを選ぶというのは基本的に不可侵の領域でした。「ヴィジョン」スキルは、オセロニアにおけるドローのランダム性に初めて直接的にアクセスできることになったスキルだということができます。

闘化ノエイン&イニス

[愛の楔] ノエイン&イニス

印:修羅印

注意:進化フェイルノートとの同デッキ制限、カップ戦コスト+20

闘化ノエイン&イニスはヴィジョンスキルを持っています。

基本効果は神単条件で使えるヒールサンダーで、2,500の固定雷撃ダメージと、自分のキャラ駒✕400で最大2,500回復に達する回復効果を得ることができます。コンボスキルも最大数値は同じで、上昇割合がスキルより若干低いヒールサンダーを持っていることから、ギルガメッシュやガブリエル、サマー・アテナのような囁き系神単デッキで使うと最も効果が高いスキルになっています。自分の神駒ではなくキャラ駒数参照のため、ウィブ天での使用も考慮された設計です。

※ スキル表記が「この駒を含む~」ではなく「スキル発動時の~」であるため、参照されるのは闘化ノエイン&イニスを置く直前の盤面のキャラ駒数+闘化ノエイン&イニス自身ということになります。つまり、コンボで増殖した召喚駒の数は含まれない、という点に注意が必要です。

ギルガメッシュは低コスト帯でこそ強いですが、コスト200帯基準では召喚することで火炎の餌食になったり、相手のスキル火力を高めてしまったりと何かと苦戦する印象で、あまり使われていません。

ウィブサニア天楔も同じ問題に加えて、ここ1年ぐらいはアルベルティーネ対面で苦しんでいたり、アルベル環境に対するW遠夜のメタに苦しんだりしていたりしました。ウィブ天の場合、そこに加えてS枠の競合が既に十分強い(ドゥムジ、スゥ、スピカ、潔世一&蜂楽廻、アマテル等)という側面もあります。

召喚系デッキにとって厳しい環境である(フィーロデッキのスゥ、アナンやメルヴェのカジミール&フェルグのコンボ、ナルアダルアや竜血の火炎、あらゆるデッキにも入るトゥールラのコンボ、グノー等…)のは変わりないですが、ウィブ天に比べるとS枠が流動的な印象のあるギルガメッシュデッキではノエイン&イニスの採用可能性があるかもと思っています。

というのも、ギルガメッシュのS枠の防御駒は進化プリリア(回復)やフリジア(氷結)など、防御に特化したものが目立ち、フォースやホーリーのような火力を出しながら防御するという駒は、HP50%未満でスピカの真ん中の効果を使うか、2ターンのホーリーを持つ[中の人] ヘカトンケイルが最近ようやく登場してきた程度かな、という印象です。

ノエイン&イニスは1ターン完結の火力と回復の合算で5,000アドが見込めることに加えて、「ヴィジョン」によりプシュケーや納涼ニコなどの大火力フィニッシャーや、九天玄女、ファナリアなどAアタッカーを引き込んだり、手駒事故により召喚が止まるという事態を回避できたりということが期待できます。上記アタッカーの火力は他デッキに比べて高水準で、相手にS駒1,500、A枠500バリア付与という代償を補って余りある効果を得やすいといえます。

また、少し異例な用途として、神殴りデッキへの採用も実は良さそうでは、と見ています。

神殴りデッキに編成

神殴りデッキでは、S駒超えの火力を持つエンデガとアラジンや、終盤の一撃の火力を引き上げてくれるサブオーラのフェリタ&プティなどのパワーを持つA駒を引き込むことができれば、ドローに要するたった500のバリア分は大抵一撃で十分に回収でき、お得です。

また、ミューズや闘化フェイルノートなど引き込めると戦況を一変させるS駒もおり、「ヴィジョン」との相性が良好なデッキの一つだと思います。

バフの恩恵こそ得られないですが、禁止されているイシュタル・フェイルノート編成が仮想的に再現できるという側面の他、テュポーンや金色ベルーガ等に影響を受けずに打点と回復を得られるという良さもあります。神殴りデッキが苦手とし、今後増加することが予想される適応型フォースを、雷撃ダメージを発するノエイン&イニスでいなしながら回復でやり過ごす、という回避手段としても機能するかもしれないです。

この神殴りデッキへの抜擢というのが、闘化ノエイン&イニスの使われ方の本命なのかなと個人的には見ています。

闘化ナハトグリド

[闇の言葉] ナハトグリド

印:妖魔印

注意点:カップ戦コスト+20

闘化ナハトグリドは魔10~15枚条件のデッキに編成して使用する駒で、「ヴィジョン」スキルを持っています。スキルの基本効果は3ターン完結のステラストリームで、辺などの返されにくい場所に置いて使います。

ステラストリームの効果

HP80%以上:1,300✕3の合計3,900特殊ダメージ
HP80%未満~HP50%以上:500特殊+500吸収で1ターンに1,500アド、合計4,500アド(3,000ダメージ+1,500回復)
HP50%未満:400特殊+1,200毒ダメージ、合計で4,800ダメージ

魔デッキもS枠の競合が強いデッキ条件で、リーダーの他にサイラス、トゥールラ、セーゲル、ツクヨミ、エンリル等が採用候補としてぱっと思いつくところです。特にサイラスは強力で、1体で試合をひっくり返してしまう力がある他、トゥールラ、セーゲル、ツクヨミの神駒はデッキHPを盛る要員としても重要で、リーダー、サイラス、神2体が一般的に取られる構成です。

その神枠を1つ潰して闘化ナハトグリドが選ばれる余地があるかは正直よく分かりませんが(なぜならばサイラスを持っておらず、シズマで魔10デッキをしばらく使っていないため)、ディザイアによる回復はA駒のサマカも十分にやってくれるため、セーゲルをナハトグリドに置き換えるのはアリかもしれません。

魔10デッキ、特にレオニスのようなデッキの特性として、サブにHP条件の付いたサイラスとイリス、チャージスキルのウィルヴォスカヤやイグナーツ、フィニッシャーのヴァイセなど、適切なタイミングで引ければ強力ながら同時に手駒事故の原因にもなる駒が多く編成されがちであるため、序盤~中盤に辺置きしながら3択で手駒を選択することができれば、試合を通じてデッキのポテンシャルをより引き出しやすくなりそうです。

レオニスデッキの例

試合の終盤に引いても、ヴィジョンでサイラスやヴァイセを引き込めれば試合を決める一手となりやすいですが、同時にスキルが3ターン入り切らない可能性も出てくる点が悩ましいところ。終盤だと辺に置ける場所も限られる他、終盤になればなるほどヴィジョンを使わなくてもサイラスやヴァイセを引ける可能性は高くなってくるので、HP50%を切るあたりで設置するのが旨味のあるギリギリのラインでしょうか。

とはいえ序盤過ぎてもステラストリーム上のアドは低くなり、かつ序盤にヴィジョンでサイラスやフィニッシャーをドローしても手駒が重くなるだけなので、スイートスポットが結構狭そうな駒だなという印象があり、個人的にはレオニスのようなデッキなら雑に出せるセーゲルの方がなんだかんだ安定するのでは、と思っています(最近の魔10~15デッキエアプの1意見です)。

闘化リーゼロッテ

[暴走する感情] リーゼロッテ

印:御伽印

注意点:進化ペトラとの同デッキ制限、カップ戦コスト+20

闘化リーゼロッテは竜単でない竜デッキ(竜10~15枚)で使用するヴィジョンスキル持ちの駒で、その基本スキルは雷撃ダメージです。

スキル自体は1ターン完結で、3,000の最低保証がつく使いやすいものになっています。そこから相手のキャラ駒数✕300で上昇し、最大4,000ダメージが出力できます。

竜10神6デッキを想定したとき、同じく1ターン完結のアタッカーとしては進化フォシィが比較対象として挙がります。

進化フォシィ

進化フォシィは初期値が2,000雷撃とリーゼロッテよりもやや低く、自分のキャラ駒数を参照してダメージが増加するという相違点があります。召喚駒が現時点で貧弱な竜神デッキにおいて、自分のキャラ駒が残るか消されるかは相手の進行にも依存する部分であり、火炎を想定して相手のキャラ駒を残すことがある竜10デッキでの運用においては闘化リーゼロッテの方が安定します。

また、2枚以上の十字火炎とテュポーン、さらに殴り補正では金色ベルーガ等も編成されることがある竜神デッキは、適切な火炎駒を適切なタイミングで引けることが極めて重要であり、さらにグラスムンチャーや闘化マナリア等のサブオーラ駒やエンデガが編成されうる竜神デッキにおいて、雑に相手を殴りつつ山札サーチをこなしてしまうリーゼロッテは非常に強いと思います。

さらに、闘化ノエイン&イニスや闘化ナハトグリドとの違いとしてヴィジョンのコストが代償であるという点も良いと思います。相手にバリアが付与されてリーサルが遠のくよりも、たった500の代償でエンデガやヴァイセを引き込んで2手飛ばしを見ていける方がメリットが大きいと感じますし、自傷によってナルアダルアのディザイア発動を早めることもできます。

竜駒のHPがやや低く設定されている竜神デッキ向けのフォシィに比べて、単純な竜10条件を持つリーゼロッテはHPが300近く高いのも美点です。リーゼロッテは竜神のみならず竜10魔6でも使える汎用性の面でも優れます。

代償を受け入れながらS駒を引き込んでは投げる、というムーブが可能になってしまう(だからこそ進化ペトラとの同デッキ制限が課されている)ことを思うと、序盤のコンボが弱められている点も駒設計として個人的には好感が持てる点です。

「ヴィジョン」というスキル

オセロニアの歴史において、既定の駒を「デッキ外から」召喚してくる「アルカナ召喚」や「ミラージュ」を除けば、基本的にはアンタッチャブルな領域だったデッキからのランダムドローに初めて介入できることになる(という認識で合ってますよね?)スキルという意味で、非常に画期的なスキルが登場しました。

3択を選ぶ代わりに課されるコストがまた絶妙で、特にS駒をドローする場合の1,500バリア付与はA駒とS駒の火力差に近い(A駒2,200 vs S駒3,700みたいなイメージ)のが、単純にS駒をドローできればアドになるとは言い切れない設定になっていて納得感があります。

コスト設定が固定値という性質上、どちらかというと固定系デッキよりも殴り系デッキの方が支払ったコストをペイしやすい(エンデガがA駒のコストで引ける、等)のかなという印象があるのと、500~1,500のコスト支払いが試合に影響しやすい低コスト帯よりはコスト200向きのスキルなのかなという印象を覚えました。

使う立場の目線でいうと、相手にバリアが付与されるよりは、代償スキルのような感覚で使えるリーゼロッテ方式の方が使いやすいと感じるものの、そちらの方式が増えすぎると駒投げ感が加速しかねず、環境のことを思えばバリア付与の方が好ましいのかなとも考えてみたり。

いずれにしても、最近の新スキルは、オーラながら盤面に出せる「ミーティア」や、リターン系スキル+ドロー系スキルのような色合いの「ミラージュ」、そして今回の「ヴィジョン」など、ユーザになんとか新しい体験や戦略的要素を提供しようと苦心する姿勢を感じ取ることができ、(中には「アルカナ召喚」のような残念スキルもあるものの)運営の努力の姿勢として評価できるポイントかなと感じます。

「ヴィジョン」スキルの仕様について

その他、ゲーム内のリリースで説明されている細かい仕様等について軽く纏めてみます。

駒の「決定」が間に合わなかったら、選択された駒を引く

与えられた5秒間のうちに「決定」ボタンを押す行為が間に合わなかった場合、選択されていた駒がドローされます。デフォルト状態では一番左の駒が選択されており、何も画面に触れなかった場合には左の駒が選ばれます。

リターン系スキルが優先される

選んだ駒がドローされるまでの間にブリンク、アビサル、陽炎などリターン系スキルの手駒に戻ってくる効果が発動した場合は、リターン系スキルが優先されます。そして、その次のターンにヴィジョンスキルの駒がドローされる、という仕様です。

ターン制スキルでも選択は1度のみ

「ヴィジョン」スキルは盤面に置いた際に発動するので、基本効果が2ターン以上のスキルの場合でも、ドロー駒の選択やコストの支払い(バリア付与や代償ダメージ)は1度しか発動しません。

蘇生しても追加効果は発動しない(と思う)

上で説明があったように、「ヴィジョン」スキルは盤面に置いたタイミングでの発動となるため、蘇生スキルで蘇生してもドロー駒選択やバリア・代償付与は発動しないと思われます。

基本効果が「○ターンの間…」「表になっている間…」等の表記があるターン制スキルの場合、基本効果が発動する可能性はありますが、現時点ではこの条件を満たす神単・魔単条件(蘇生スキルは神単・魔単のみ存在)のヴィジョンスキルが存在しないため、確かめることはできません。

S駒をドローしたら相手に通知される

こちらが「ヴィジョン」スキルでS駒を選択すると、この画面の下の方に出ているように、使用したプレイヤー側のステータスアイコン欄に「S」のアイコンが表示されます。A駒以下を選択した場合は、通常のヴィジョンスキルのアイコンが表示されます。

それを見逃したとしても、こちらが受ける代償の大きさや、相手に付与されるバリアの大きさによって、次のこちらのターンにS駒が手駒に加わることを対戦相手は知ることができます。

(現時点ではA駒=500、S駒=1,500のコスト支払いが課されますが、今後、代償・バリアの大きさが違うヴィジョンスキルが登場する可能性もあるため、長い目で見れば代償・バリアの大きさではなく「S」アイコンの有無によって判断する方が確実だと思われます。)

ソロプレイ時は時間制限がない

ソロプレイ時には、ドロー駒選択時の5秒間のカウントダウンは発生せず、制限時間がありません。

まとめ

本記事では「ヴィジョン」スキルを備えた闘化の新超駒について説明してみました。

「ヴィジョン」スキルは、通常はランダムのドローにプレイヤーの選択を部分的に付加することができ、次ターンのドロー駒を選べることによる利益と相手へのバリア付与や代償ダメージの発生というコストを天秤にかけて判断するという、新たな戦略的要素を試合に加えるスキルです。

デッキとしてはそれぞれ神囁き、魔10~15条件の魔デッキ、竜10~15条件の竜デッキに対する強化パーツとなりますが、現環境に最も大きなインパクトを及ぼすのは闘化リーゼロッテなのではないか、というイメージをなんとなく持っています。

続く記事では、新御三家超駒の進化の性能について見ていければと思います。