
昨月の強駒パレードで魔駒初の蘇生スキル持ちであるスウィーティが登場したのは記憶に新しいところ。
この出来事により、それまで神単デッキの専売特許だった蘇生スキルの挙動を、魔駒特有のスキルについても検証する必要が出てきました。
そこで本記事では、これまで蘇生されることのなかった魔駒が蘇生された際の挙動を確認するついでに、ディザイアやステラストリーム等の最新スキルなど「あれ、このスキルって蘇生されると発動するんだっけ?」と曖昧だったスキルについても動作を検証しましたので共有させていただきたいと思います。
そもそも蘇生スキルとは
(以前書いたこちらの記事より抜粋)
蘇生スキルは、それまでに返されたキャラ駒の中からランダムに選ばれた駒が、盤面上の自分の非キャラ駒にランダムに再出現するというものです。
蘇生された駒のスキルは普通は発動せず、蘇生後の駒はコンボ要員や自キャラ数を増やす頭数として活躍します。しかし、スキルに「◯ターンの間」「表になっている間」「△ターン後に発動」等の表記がある、すなわちターンスキルを持つ駒が蘇生された場合、スキルがもう一度発動するという仕様になっています。
つまり、仮にターンスキルを持つS駒を2体蘇生できれば、1ターンの行動でS駒を2体使うことができるという上振れムーヴを享受することができるわけです。
蘇生のタイミング
蘇生スキルの挙動を理解する上でもう一つ重要なのが、蘇生のタイミングです。
蘇生スキルにより駒が盤面に再登場するのは、こちらの行動の後、つまり駒を盤面に配置した後のタイミングです。
召喚スキルで例えると、「1ターン後に召喚」形式のようにターン開始時に盤面に出現するのではなく、「ひっくり返した後の自分の駒にランダムに召喚」形式と同じく駒を置いた後に現れることになります。
この蘇生タイミングに関連して注意すべきは以下の2点です。
- すぐに相手に消される可能性がある(その場合コンボできない)
- 1ターンの間ATKを上げる系スキルはその恩恵を享受できない
すぐに相手に消される可能性がある…上の召喚スキルの例えと同様に、蘇生駒が盤面に現れるのは自分の行動後のタイミングになるので、すぐにはコンボスキルを使うことができません。直後の相手のターンにすぐに消されてしまうと、結局コンボスキルを使えずに終わってしまうことがあります。
1ターンの間ATKを上げる系のスキルについて…ターン系スキルは蘇生で再発動するのですが、1ターンの間ATKを上げる系のスキルはその恩恵を受けることができません。何故ならば、蘇生によりATKが上がったターンの攻撃は既に終わっており、ATKアップの効果が発動中に手駒から盤面に駒を配置できないためです。
上記を考慮に入れた上で、デッキに編成するターン制スキル駒を選ぶようにしましょう。
蘇生時の各種スキルの振る舞い(魔駒編)
神単には無かったスキルが蘇生によりどのように発動するのかを知ることに加えて、最近はディザイア、ステラストリーム、ツイン、オルタナ等々、スキル発動時のHPや盤面状況、スキル選択などが絡む複雑なスキルが増えました。
さらに、もともと神単デッキでも使用可能だったスキルについても、私が仕様をきちんと把握していなかったスキルがいくつもありましたので、そのような蘇生時の挙動が気になるスキルの仕様を実際にコロシアムで確かめてみました。
・ディザイア
蘇生時の挙動:盤面に出す際のスキルは発動する。既定HPを下回って発動するディザイア部分は二重に発動はしない(最初のスキル使用時に仕込まれたディザイアが発動)
実際の例①…闘化フェルグのケース

フェルグが蘇生された事例です。フェルグを盤面に出した際の「1ターンの間、相手のHPを1000吸収・相手ATK20%減」というミアズマ部分だけ発動した形です。HP50%以下の1,600毒x2ターンは二重に発動することはなく、蘇生による直接的な追加アドバンテージは吸収による2,000(1,000火力、1,000回復)だけとなります。
実際の例②…進化シェラハのケース

シェラハを蘇生した例です。盤面上に蘇生されたシェラハにはATKが上がっているエフェクトが表示されていますが、上述のようにそのターン中にはATKアップの恩恵に預かることができず、実質的にはコンボ要員としてしか機能しません。
・ステラストリーム
蘇生時の挙動:蘇生時のHPに応じた効果を発動する。


この試合において、闘化千代はHP50%以上(1つ目の効果)で使用された後、相手に返されました。その後、HP50%を切った段階で蘇生時、真ん中の効果を発動しました(500吸収が発動していることから伺えます)。
・ミーティア
蘇生時の挙動:盤面に出した際のスキルがターン制スキルなのであれば、蘇生時にも発動すると思われるが、現状でターン制スキルを持つ魔単のミーティアスキル駒がいないため検証不能。
・罠
蘇生時の挙動:罠は待機中の状態で蘇生される。ボイス付き罠駒が蘇生されると、使用側プレイヤーにはボイスが聞こえるが、相手にも聞こえているのかは不明。多分、手駒からボイス付き罠を設置したときと同様、相手には聞こえていないのでは。
実際の例…闘化ハンジと闘化アゲハのケース

この例では、初手に打ったハンジと2手目に打った闘化アゲハが蘇生されました(それぞれC5, B3)。普通の罠であるハンジも、踏み罠である闘化アゲハも、裏向き(罠の待機状態)で蘇生されています。
ちなみにこの後、エンデガにワンパンされました\(^o^)/
・トリック
蘇生時の挙動:トリックはターン制スキルではないので発動せず。
実際の例…ハロウィン・ベルゼブブのケース


現在、盤面には待機中の罠が4つあります。
そこにスウィーティを配置し、トリックスキルを持つハロウィン・ベルゼブブを蘇生しましたが、待機中の罠は解除されず、ベルゼブブ自体も火力を発生させていません。
・アビサル
蘇生時の挙動:アビサルスキルを持つ駒は相手に返されると手駒に戻ってくるので、蘇生対象にならない。したがって、手駒に戻ってきているのに蘇生スキルで盤面上にも現れるという「分身」状態にはならない。
氷結されてアビサルスキルが効能を失った状態で返されると、恐らく蘇生対象になるのでは?と思われる(そこまでは検証していない)。
実際の例…闘化レビヤタンのケース

何故かアビサルの検証は苦労しました。
コロシアムの対人戦で、レビヤタンが返された後、いくら待ってもスウィーティを引けないまま惨敗すること2回。
ついに待ちに待ったAI戦は暗黒竜対面。レビヤタン以外がひっくり返されぬよう、レビヤタンを内周へ、それ以外の駒は意地でも外周に。見たこともない盤面進行に。

しかし、待てど暮せどスウィーティは現れず、無事バハムートにオーバーキルされました\(^o^)/

(実際にアビサルが蘇生されたときの画像は、以下の「変身」スキル内で合わせて説明します)
・変身
蘇生時の挙動:変身スキルは基本的にターン制スキルであるため、蘇生によりスキルが再発動する。返された姿で蘇生するため、変身後に返されると変身後の姿で盤面に現れる。
実際の例…闘化閻魔大王のケース

またもや暗黒竜のAIと対面することになりました。

アビサルスキルのレビヤタンが返されて手駒に戻ってきたあと、閻魔大王が変身しましたが中々返してもらえません。

そして、10ターン目にして(!)ようやく閻魔大王が返されました。

ここでスウィーティを配置すると、閻魔大王が蘇生されました。そしてその姿は変身後のものであり、発動した効果は1,000特殊を相手に与えるものでした。

ニーヴがバブリーを2体盤面に召喚しています。そして、このターンには何も蘇生されなかったことから、返されて手駒に戻ってきたアビサルスキルの駒は蘇生されないということを示しています。
・時限召喚
蘇生時の挙動:もう一度召喚のカウントダウンが開始される。
実際の例…魔闘化ブランジェッタの例

恒例のAI戦です。一度返されたブランジェッタが蘇生され、残り3ターンからのカウントが始まっています。
・ツイン
蘇生時の挙動:使用した方のスキルが再度選択されて蘇生する。
実際の例…ジャラ&ニィニー


スウィーティを設置しました。まず1ターン目にはジェマが蘇生され、1000吸収が発生しています。
このとき、前のターンにF2に打ったジャラ&ニィニーは、下の効果(チャクラ)で使用しており、2ターン目に達しています。

その後、ジャラ&ニィニーは返されますが、次のターンにD2に蘇生され、下の効果であるチャクラで発動しています。
デフォルトの上の効果ではなく、下の効果が選択されて蘇生されているので、使用した方のスキルが再選択されると考えられます。
・オルタナカウント
蘇生時の挙動:ターン制スキルであれば蘇生時に発動すると思われるが、現時点で魔単条件のオルタナカウントスキルはドルツァとベネディクトのみで、いずれもターン制スキルを持っていないため、発動するスキルは無し。
実際の例…闘化ドルツァ


返されるようにドルツァをA4に当てます。奇数返しのため上の吸収効果が発動。

続いて、ダメージフィールドスキルの温泉トゥナ・トゥナを配置。

温泉トゥナ・トゥナも返され、スウィーティを配置。ドルツァが蘇生されますが、相手に与えたのはスウィーティのATKのみでした。
オルタナカウントは手駒から盤面に配置してひっくり返した際に発動するので、蘇生時には発動しない、ということなのでしょう。

ちなみに、その後ダメージフィールドを持つ温泉トゥナ・トゥナも蘇生されましたが、そのターンの「手駒から盤面に出す行為」は既に終わっているので、ダメージフィールドによる火力は発生していません。
・オルタナボード
蘇生時の挙動:蘇生される盤面(内周 or 外周)に応じて蘇生時のスキルの効果が変化する。
実際の例…闘化エンリル


エンリルを返されるように辺に置きました。このとき、オルタナボードスキルにより外周への配置のため罠として設置されました。ちなみに初手には氷結スキルを持つ温泉ミュエルを打って、返されています。

続いて、スウィーティを配置して氷結スキルの温泉ミュエルを蘇生しましたが、ターン制スキルではないために発動していません。

スウィーティ蘇生の2ターン目。B3にエンリルが蘇生されていますが、初回設置時とは違い、盤面の外周以外に蘇生されたためにカウンターのスキルが発動しています。
どうやら、蘇生されたオルタナボード駒は、出現した盤面の情報を取得し、その位置に応じた効果を発動するようです。
・オルタナターン
蘇生時の挙動:蘇生時のターン数に応じて蘇生時のスキルの効果が変化する。
実際の例…クリスマス・テプル

クリスマス・テプルは表になっている3ターンの間、魔紋を展開します。奇数ターンの設置で特殊・雷撃魔紋、偶数ターンの設置で通常・雷撃魔紋です。
この試合では、初手にテプルを設置しました。初手は奇数ターンなので、特殊・雷撃ダメージに対する魔紋でした。

その後テプルが蘇生されたのは6ターン目であり、偶数ターンを反映して通常・火炎の魔紋になっていることが盤面上のエフェクトから分かります。
オルタナターンは、きちんと蘇生時のターン数を参照して効果が変わるようです。
・ダメージフィールド
蘇生時の挙動:ダメージフィールド展開はするが、1ターンのみの場合、展開中に駒を配置するという行為が発生しないため意味がない。
複数ターンのダメージフィールドスキルの場合、次のターンの駒配置時にダメージフィールドによるダメージが発生すると思われるが、現時点で、盤面上で複数ターンに渡ってダメージフィールドを展開する魔単の駒がいないため検証できない。
実際の例…温泉トゥナ・トゥナ

上記のオルタナカウントの項目で合わせて検証されているため、そちらを参照していただきたい。
盤面上に蘇生された温泉トゥナ・トゥナはダメージフィールドスキル発動のエフェクトが表示されていますが、このターンの駒を配置する行為は既に行われてしまっているため、何もダメージを与えることなく終了しました。
・氷結
蘇生時の挙動:ターン制の氷結スキルは蘇生時に再発動する。ただし、氷結が発動するのが1ターン少ないような?ターン制でない氷結スキルの場合、蘇生時には何も起こらない。
実際の例…狗朗

狗朗は2ターンにまたがる氷結スキルを持っています。
AIとの対戦において、スウィーティにより狗朗が蘇生されました。狗朗のスキル説明によれば「次の相手のターン開始時の盤面にある相手のキャラ駒をランダムで氷結」とあるため、次の先攻ターンで氷活が発動するかと思われましたが…。

何故かこのタイミングでは何も起きませんでした。

そして、狗朗の残りカウントが1となり、白盤のこちらが右下Xに駒を配置した段階で、ようやく相手の辺の駒が氷活されることに。判定のタイミングの関係か、蘇生後の1ターン目の氷結は機能しないようです。
また、ターンスキルでない普通の氷結については、上述のオルタナボード(エンリルのケース)で説明した温泉ミュエルの例のように、蘇生しても何も起こりません。
まとめ
スウィーティの登場は、魔単デッキでも蘇生スキルが使用可能になるという画期的な出来事でした。
魔駒特有のスキルや最近登場したスキルの蘇生時における挙動を確認できたので、夢とロマンに溢れる蘇生デッキのレシピをあれこれ考えるときの参考になれば幸いです。