オセロニア「論」

思考や情報の整理のために書いていきます。

【逆転オセロニア】シーズン2『ANOTHER MIRAGE』開幕!御三家超駒の性能レビュー① ~課題を解決した新スキル・ミラージュ~

世間はGWに突入していた5/1に、オセロニアは新シーズンが開幕しました!

新スキルを暗示していることが恒例の新シーズン呼称は「ANOTHER MIRAGE」(もう一つの蜃気楼)とされ、どういった新スキルが実装されるか注目されましたが、これまで微妙とされてきたスキルの弱点を解決したような新スキルが実装されました。

もうひとつ注目されたのが、暴れに暴れていたアルベルティーネに対する環境調整ですが、その詳細は別の記事に譲るとして、本稿では新スキルのミラージュと、それを携えて登場した新登場の超駒御三家(闘化)についてまとめていきたいと思います。

注目の新御三家超駒と新スキル!

新シーズンの御三家として登場したのは、神:セルフィ魔:ニアーヤ竜:ヴィンスの3キャラクター、それぞれ進化・闘化の計6体です。

そして注目の新スキルは「ミラージュ」でした!

ミラージュは、スキル効果を発動した後、その駒がひっくり返されると次のターンにミラージュ駒を手駒に召喚する、というものです。闘化の3体は新スキルのミラージュを保有しており、進化は既存スキルでの登場となっているのはいつもの通り。

既存いまいちスキルの弱点を解決した新スキル

ミラージュスキルは、不発に終わってもはやほぼ完全に見なくなったアルカナ召喚スキルと、手駒の整理ができるリドロースキル、陽炎やブリンク、アビサルといったリターン系スキルなど、対戦で使われることが少ないスキルが抱える問題点を解決しているように見えます。

「ミラージュ」の良い点①:スキルで火力が出せる

ミラージュスキルは、まずスキルを使用してダメージ等を相手に与え、その後相手に返されることをトリガにして手駒に既定の駒を召喚してきます。

スキルの火力やアド量自体は他の超駒レベルより若干控えめに設定されている感はありますが、同様に手駒に既定駒を召喚するアルカナ召喚スキルの問題点としてまず指摘されてきた、スキル使用ターンに火力が出せない問題点は解決されています。

「ミラージュ」の良い点②:手駒のドローが進む+手駒整理ができる

陽炎やブリンクなどのような、返されると手駒にS駒が召喚される(というか戻ってくる)リターン系スキルの問題点として、戻ってくると手駒のドローが進まないという点があります。本来ドローがあればS駒やフィニッシャー等を手駒に引き込めるかもしれなかったところ、盤面から戻ってくることでその可能性を失う機会損失があり、試合のパフォーマンスが初期手駒の配牌に強く依存してしまう弱みがありました。

手駒の空きスペースに戻って来るリターン系スキルとは異なり、ミラージュは手駒の召喚位置を任意に選択できるため、手駒のドローが進むだけでなく、リドロースキルのように現在は不要な駒をデッキに戻すことで手駒の整理もできてしまいます

ミラージュは召喚位置を選択できる

「ミラージュ」の良い点③:デッキに戻したくない駒を戻さなくて済む

ミラージュはアルカナ召喚やリドロースキル等の使いにくさに繋がっていた、手駒が強制的にデッキに戻されてしまう問題点を解決しています。アルカナ召喚はすべての手駒を、リドロースキルは選択した1つの駒を、必ずデッキに戻す必要がありました。

先ほどの上の図のように、もし手駒が強力なS駒やオーラ、もうすぐ発動するフィニッシャーなどのデッキに戻したくない駒で埋まっていて、この手駒を崩したくないと言った場合に、アルカナ召喚やリドローといったスキルは使いにくかったのですが、ミラージュは上図の通り手駒の空き欄も召喚位置として選択できるため、今の手駒を保持したままでミラージュ駒を召喚するという選択肢も持てます

「ミラージュ」の良い点④:スキル効果が低すぎない

手駒整理ができるリドロースキルのアド量はS駒で2,000~3,000程度、リーダーで4,000程度(現時点でこのすば!コラボのカズマのみ)であり、普通のS駒よりもかなり低く設定されています。

あるいは、盤面に残ってコンボの圧を与えるという意味で似ているリバーサルヒールやリバーサルエナジー等のスキルも、返されることで初めてS駒並のアド量が得られるように設計されており、仮に放置されてしまうとスキルではA駒レベルの仕事しかできません。

ミラージュはこれらとは異なり、スキル自体は季節S駒やコラボS駒レベルの性能が与えられていて、さらに返されるともう1体S駒級を召喚してくるという仕様が奢られています。

ミラージュは優秀なスキル!

このように、ミラージュは既存スキルが抱えていた使いにくさや弱みを見事に解決しておりコンボを許容するか、返させて強力なミラージュ駒を手駒に召喚するかの苦しい2択を相手に迫ることができつつ、返された場合は手駒整理までできてしまうという非常に優秀なスキルだと思います。

コンボ封印を受けたり、氷結された状態で返されてしまうと無効化されてしまうという弱みはあるものの、基本的には相手にとって盤面に出されると嫌なスキル設計になっていると思います。

闘化セルフィ

[執着の精神] セルフィ

神Sの闘化セルフィはミラージュスキル持ちで、神10~15条件のデッキにて使用することができます。

スキルは3,600雷撃~3,600回復のボルトヒールで、コンボは2,800特殊~4,000雷撃のボルトマギアです。スキルのアド量自体は超駒水準としては低めですが、スキルもコンボもいつ出しても強い使いやすさがあり、試合の序盤から終盤まで腐らない性能をしています。

そして、盤面上で返されることで次ターンにミラージュ駒の[幻影] 審判の鏡像を手駒に召喚してきます。

[幻影] 審判の鏡像

[幻影] 審判の鏡像は最大3,600のライフバースト式回復で、コンボは3,600ライフバースト特殊であり、1ターン耐えて次ターンにコンボを混じえて飛ばす動きが可能です。

神10~15条件から例えばアマテルやヒュプノスデッキでも使用可能ですが、セルフィ本体と鏡像いずれも回復系のスキルを持っていることから、現環境のシーズンマッチではほぼフィーロ専用機と言ってもいいと思われます。

いつでも強いコンボの圧を与えつつ、返せば次のターンに追い回復ができる鏡像が確定で手駒に宿る、と考えるととても嫌な存在ですが、アンチヒールに弱い点には留意が必要です。

また、召喚されるミラージュ駒の性能がいずれもS駒級の闘化ニアーヤと闘化ヴィンスに比べると、セルフィはどちらかといえばA駒級とやや抑えられている印象があります。

※1 闘化・進化セルフィはともに5月カップ戦のコスト表記に誤りがあるとして訂正されました。(誤)+5 → (正)+20

闘化ニアーヤ

[驕佚の楽園] ニアーヤ

魔Sの闘化ニアーヤはエレメントデッキを一気に環境デッキに引き上げる力を持ったミラージュスキル持ちの駒です。

スキルはペイントランススキルで、初手からでも最大火力を出せる点と、獲得したエレメントの色を整えることができるのが特徴です。エレメントデッキは序盤の手駒が詰まりやすいですが、ニアーヤはむしろ初手から打つことで、手駒を回しながら相手に返させやすい場所に配置することができます。

この駒はコンボが強力で、3色を1つずつ獲得できていれば、最大5,000アド(4,000ダメージ、1,000回復)を得ることができるトライレゾナンスを備えており、プロスペールリーダーならスキルで3,584、コンボで5,600のアドバンテージを最速3ターン目までに得られる可能性があります。

[幻影] 愚者の鏡像

さらに闘化ニアーヤは、盤面上で返されると[幻影] 愚者の鏡像を手駒に召喚します。

愚者の鏡像は、両面トライレゾナンス持ちのアタッカー色が強い駒で、スキルは蒼・紅・翠が2、2、1個で最大アドバンテージ量5,000(4,600火力+400回復)を発揮し、コンボはすべて2個揃いで最大アド3,400(3,000ダメージ+400回復)です。

これはちょうど、エレメント専用の強アタッカー・メイリージュ※2と似た水準の性能となっています。

※2 メイリージュは、スキル・トライレゾナンスはエレメント2個ずつで最大5,400アド、コンボ・モノレゾナンスが2個ずつで3,600~3,900アド)

つまり闘化ニアーヤは、いつでも打てる使いやすさで手駒の回りに貢献できた上で、盤面上に残させて最大5,600アド(バフ込)のコンボを許容させるか、返させて手駒にメイリージュ級のアタッカー(最大5,600アド、バフ込)をデッキ外から追加させるかの二択を相手に迫ることができるという、隙のない強さを見せる駒です。

エレメントデッキはプロスペールが実装された頃から十分環境で戦えるレベルに強化されていましたが、この駒の追加によって一気に環境デッキ入りするレベルで強化されたのではと個人的には思います。

なお、執筆時点(2025年5月7日)で闘化ニアーヤには、特定条件において自分と相手で獲得エレメント個数に違いが生じることにより、バトルが進行不能となって強制終了となるバグが報告されています。このバグにより、現在シズマ等のコンテンツでは暫定的に使用禁止とされています。

修正完了予定は5月後半が予定されており、このバグに伴う補填として星のかけら10個配布予定と発表されています。

※3 また、闘化・進化ニアーヤはともに5月カップ戦のコスト表記に誤りがあるとして訂正されました。(誤)+5 → (正)+20

闘化ヴィンス

[惑う正義] ヴィンス

竜S駒の闘化ヴィンスは新しい混合リーダーで、(半)永続スキル効果を持つミラージュにより、永続オーラのような働きをします。

まずヴィンス本体は、900火炎+500回復の5ターンスキルを持っています。仮に辺置きにして5ターン打ち切ると、合計で7,000アドバンテージ(4,500火力+2,500回復)を得ることができます。

そして、ヴィンスが盤面上で返されることによって、手駒の指定の位置に[幻影] 正義の鏡像が召喚されます。

[幻影] 正義の鏡像

毎ターン900特殊の定ダメージを手駒から与える[幻影] 正義の鏡像は、1ターンあたりのアドバンテージ量が1,400のヴィンスから目減りする代わりに、5ターン限定でなく永続的に火力が発生するようになります。

ヴィンスを返された場合のリーダーアドバンテージ試算

上記のように、ヴィンスを辺置きする、つまりミラージュ駒を召喚させない場合、合計で7,000アドバンテージ(4,500火力+2,500回復)が得られることは分かりました。

それでは、ヴィンスが返された場合のアドバンテージ量はざっくりどんな感じになるのでしょうか?

例えば、先行の風車進行で初手にヴィンスを打つ場合、普通なら後攻の2手目に返されることになり、ヴィンスとして盤面上で2ターン過ごした後、鏡像が手駒から毎ターン900火力を発することになります。

このとき、1ターン目の500回復は余剰となってしまいますが、それでも標準的な7ターンの試合で合計6,800アドバンテージ(6,300回復+500回復)が得られる計算になります※4

※4 (900+0) + (900+500) + 900 + 900 + 900 + 900 + 900 = 6,800アドバンテージ(6,300火力+500回復)

これは、総アドバンテージだけ見れば、ヴィンスを辺置きした場合の計7,000アドバンテージには及びませんが、初手に打って相手に返させたほうが火力は出ていることに注目すべきです。そして、試合ターンが8ターン、9ターンと長引くことに、毎ターン900ずつリーダーアドバンテージ量は上乗せされていきます。

混合ならナルアダルアよりも安定する?

早々に盤面に出すタイプの混合デッキリーダーといえば、ナルアダルアがすぐに浮かびます。

ナルアダルアはスキルの合計で6,000火力を出すことができますが、そのためにはHP50%を切ってから3ターン耐えることでディザイア1,000✕3を入れ切る必要があります。スピードが早くなってきている現環境で、確実に3ターン耐えきるのはしばしば難しい場合があります。殴り系デッキのエンデガにワンパンされてHP50%以下に1ターンしか滞在できなかった…という場合には4,000まで火力が目減りしてしまいます。

一方でヴィンスは毎ターンの着実な積み上げがあるため、先行風車進行なら7ターンで6,300火力が出せて、これが仮に6ターンの短期決着をされても5,400火力は入ります。

ナルアダルアの強みとしては、コンボも活用できることや、火炎ダメージなのでシールド等の妨害を受けにくい等の利点がありますが、同じ竜6以上の混合条件で組む前提で比較すれば、ヴィンスの方が火力の安定性と伸びが期待できるのではないかと個人的には考えています。

ヴィンスデッキ構築上で留意すること

デッキ構築上で留意すべきかなと思う点としては、似たような永続オーラ準耐久系のフィーロと同じく、殴りデッキに弱いということが挙げられると思います。

特にこれまでアルベルティーネからのアマテルが殴り系デッキの抑止力になっていた側面がある中で、今シーズンから同デッキ制限の適用を受けてアルベルティーネが減っており、相対的に殴りデッキが復権しているような印象を受けます。

シェムケリーやファニー、ポーリュプスなど、殴り系デッキの対策となる駒を自分の好みに合わせて適切な枚数編成するとバランスが良いかなと思います。

まとめ

シーズン2『ANOTHER MIRAGE』開幕の記事第一弾として、新スキル「ミラージュ」と新シーズン御三家超駒(闘化)の3体の性能を見ていきました。

進化の方の性能や環境調整、その他新シーズンのトピックについては、続く記事にて紹介していきます。

othellonia-ron.hatenablog.com