新御三家超駒と環境調整の記事に引き続き、新シーズン開幕に際して発表された闘化解放と駒アップデート、そして過去のコラボ駒と同一性能の絵違いキャラについてまとめていきます!
闘化解放
闘化解放は3体のA強駒リーダー達でした!
セメレー、千代、ジュディはそれぞれ2020年4月、2019年6月、2020年8月に強駒パレードで登場した駒で、今回の闘化解放によりそれぞれディザイア、ステラストリーム、ミーティアという2024年登場の新スキルを1つずつ搭載して実装されました。
闘化セメレー
闘化セメレーは混合条件のディザイアスキル持ちで、盤面に出したとき1,000の特殊ダメージを発生し、HPが50%を切った段階で自分のキャラ駒x300、最大1,200のHP回復を行うというものです。
HPが50%を切ったタイミングでは、速攻竜対面など早い試合展開でない限り自分のキャラが4枚はある可能性が高く、火力と回復で合計2,200のアドバンテージが取れるスキルとなっています。
コンボも自キャラが4枚で最大の2,000ダメージを出すものとなっており、スキルとコンボの条件がマッチしたものとなっています。
混合条件ですがバフ系ではなく、昨今少しづつキャラが登場し、新シーズンの超駒御三家にリーダーとして闘化スピカが登場した「殴らない、コントロール系混合デッキ」向けの駒となります。
一応マナデッキでも使用可能ですが、火力+回復の組み合わせはマナを補充するエーテルスキルと役割が被る上でセメレーはマナが溜められない点や、マナデッキはS駒にHP確保のためウィブサニアやトゥールラなどが入ったりしつつA駒にもラージッカ、クロチルド、エリダ、嫁リブラエル等と採用候補が多いため、枠がそもそも無い可能性が高いと思います。
とはいえ、現状ではコントロール系混合デッキで使える神A駒で高いアドバンテージ量を持つ駒はそれほど多くないため、貴重な存在だと思います。
闘化千代
闘化千代はデッキ条件のないステラストリームスキル持ちで、ターン開始時のHPに応じて
- HP50%以上のとき、1,500の特殊ダメージ
- HP50%未満~30%以上のとき、1,200特殊ダメージ+500吸収
- HP30%未満のとき、1,000特殊ダメージ+1,000毒ダメージ
という効果を発揮します。アドバンテージ量は上から1,500、2,200、2,000と、真ん中の効果が最もアドを稼げますが、火力自体はHPが減るほど高い(1,500、1,700、2,000)となります。
魔10条件の駒として一昔前によく使われていたハルのような使用感で、初手から手頃な火力を出しながら、終盤にはより火力に貢献できるのが使い勝手良さそうです。
もしくは、メイクレアの終盤の回復部分を削いでフィニッシュ性能に寄せた感じとも言えなくもないでしょうか?
コンボスキルは相手キャラ4枚時に1,000吸収で、特に相手キャラが少ない序盤には火力面で貧弱です。この点では、いつでも2,000火力が出るハルの方が強いと言えます。
HPはハルとの比較ではやや高い程度、メイクレアには劣るなど、現代基準の魔A駒としてはやや低めの水準となっている割に、火力も言うほど高くないのがやや残念なところ。
とはいえ、妖魔印持ちということもあり、初手からそこそこの仕事をしてくれるデッキの潤滑油的な存在としてカップ戦などでは活躍してくれそうです。
闘化ジュディ
早速新スキルを持ったA駒が登場しました。
闘化ジュディは竜単条件のミーティアスキル持ちで、
- オーラとして、2ターン450火球で合計900ダメージ
- 場に出すと1,400のバーストバリア
という性能をしています。
2ターン手駒に持った後に場に出すと、900火力+1,400バーストバリアで2,300アドバンテージ分の仕事をすることになります。アドバンテージ量が高めですが、竜単条件が付いたジュデイをどのデッキで使用するのかが気になるところ。
ミーティアはオーラスキル判定されるため、他にオーラを1枚しか積むことができず、すでに2オーラ構成となっているデッキとは枠が競合します。
バーストバリアスキルなので、1ターン余分に耐えて火炎を表裏きっちり入れる意味で火炎デッキとの相性が良さそうですが、竜単火炎はリーダーマナリアとサブのヤンドーラの枠が既に埋まっており、さすがにバッジが付いているとは言えヤンドーラの方が序盤から引いた時の火力の上振れが魅力的なので、ジュディを採用するモチベーションがいまいち、という感じがします。
同じく竜血も嫁アイリアとヤンドーラ構成が一般的ですし、閃撃も事故率を考えると2オーラは難しいところがあります。
オーラではなくミーティアの強みとしてはロックで釣られても効果が発動するという点がありますが、もともとATKが1,000の駒がほとんどの火炎デッキではプラスを1でも振れていれば下ロックで釣られるリスクが小さく、大きな利点とは思えません。そういう意味では、ATK1,100台のA駒が基本の竜血デッキを意図した性能なのでしょうか?
グローリーでヤンドーラ編成が禁止された竜血デッキのオーラ枠として採用の可能性はあるのかもしれませんね。
駒アップデート
今年は9月から11月の3ヶ月間、毎月駒アップデートが実施されることが発表されました。この図を見ると、9月は竜駒、10月は魔駒、11月は神駒のアップデートとなりそうです。
早速9月のアップデートが実施ということで、竜属性キャラ3体の駒アップデートが発表されました。
ガイナット
盤面に神駒が必要だったのが、キャラ駒表記となり属性を問わずOKと条件がやや緩和されました。
ステータス面では、火炎コンバートとして採用されるパラサゴン、ソリエス、サマー・ティルートなどと同じ水準のHPを持っています。
火力はセメレーリーダーの1枚返しで2,973であり、条件なく初手から使えるパラサゴン(2,806)やソリエス(2,768)よりもやや高いですが、初手に使えないという条件を考えるとやや物足りないと感じなくもありません。
また、コンボ倍率は固定で70%アップとS駒並に高いですが、盤面のコマ数条件10枚以上という条件がコンバートデッキには重いです。神Aコンバートのラリエルは12枚以上で70%アップですが、あちらは50%以下発動のフィニッシャー性能(同3,798火力)でありコンボを使わない場面も多いことを考えると、決してフィニッシャーの火力でなく序盤から打っていきたいガイナットのコンボが10枚以上の条件なのは、やはり重たいのではと思えてしまいます。
総じて、そこまで使いやすくなってないのでは?という感想を抱きました。
学園・クロリス
HP, ATKのステータスが25ずつアップした他、コンボの条件が取れてシンプルなスキル・コンボになりました。竜単条件の有無以外、無印のクロリスと同じスキル・コンボ内容となっています。
学園・クロリスの火力(1.4バフ1枚返しで3,004)に対して、2nd SEASONに駒アップデートされた無印クロリスは3,437火力と高いことに加えてHPも上回るので、速攻竜デッキでは無印クロリスを選択することになります。
混合デッキではどうかというと、初手出しできることは間違いなく良いところですが、火力がやや微妙なところです。
1.4バフリーダーで1枚返しの火力3,004は、周年グエリアスを自キャラ2枚で打った時(3,173)よりも低く、自キャラ3枚時(3,567)には完敗の火力です。ターリャ(2,949)よりはやや高いものの、あちらはコンボが1.7倍という差別点があります。
さらに、同じく初手出し枠の神駒ユンジェ(3,011)よりも火力が低く、バレンタイン・ピリカ(2,785)よりやや高いという位置付けは、竜駒としてHPが低いことを考えると火力不足感が否めないです。
ただ印が英傑印と、カップ戦でコストマイナスの恩恵を受けやすい印を持っているので、カップ戦で殴り系のデッキを組む際に活躍してくれるかもしれません。
学園・テュポーン
HPが50アップした他、聖炎の回復量が600→900にアップされ、2ターンで1,800とフィンに近い回復量を得られるようになりました。
さらにコンボスキルの上昇量が100アップ、上限が1,000アップされ、自分の竜駒が5枚時に2,800まで出るよう大幅強化されました。
普通に竜単火炎で使える性能の他、竜血デッキに入れるという選択肢も無くはなさそうな性能をしています。周囲マスの2ターン中火炎としては金色・ベルーガがいて、あちらは獄炎が非常に強いのですが、学園・テュポーンはコンボが強いのでロガテオ召喚を持つ竜血デッキでは比較的容易に2,800火炎(1.3バフで3,640)を出すことができるという差別点があります。
あとは2ターン周囲聖炎として竜10条件の温泉・メイレンもいますが、あちらは1ターンにつき500回復なので、竜単デッキで用いる分には学園・テュポーンを選択ということで良さそう。
学園ガチャは現在来ていますので、持っていない人も早速ゲットのチャンスありです。
過去コラボ駒の絵違い復刻(バトルコイン交換)
過去に来たコラボ駒の絵違い復刻も、バトルコインショップに追加されました。公式には発表されていませんが、まどマギコラボのさやか、エヴァコラボの葛城ミサト、コナンコラボの京極真との同性能になります。
特に、葛城ミサトは待望の声がちらほら聞こえたキャラだったのではないのでしょうか?
リーフェル(まどマギコラボ [願いの対価] さやか)
スキル回復、コンボバフという珍しい組み合わせのリーフェルは、まどマギコラボのさやかの復刻となります。復帰勢の私は持っていないのであまり知らないのですが、アラジンと同じ東方印ということで、カップ戦でリーサルをずらしながらアラジンでコンボして飛ばすという名コンビのようです。
スゥル(エヴァンゲリオンコラボ [作戦指揮] ミサト)
スゥルは1,000以上の通常攻撃に反応する両面罠で、コンボは盤面に魔駒2枚以上条件のバフが付いた葛城ミサトと同性能のキャラです。罠リペアデッキで使っても良し、魔系殴り系デッキへ編成しても良し。
少々古いキャラなのでHPはやや低いですが、それでも両面100%返しの罠は強いですよね。
ルゥナ(名探偵コナンコラボ [蹴撃の貴公子] 京極真)
ルゥナは名探偵コナンコラボの京極真の同性能キャラとなります。
盤面に魔駒がないときに発動するバフ系スキルなので、混合デッキでは使いづらく、コンボが竜駒参照な点からも竜単やラニ竜など竜駒多めで魔駒が入らないデッキで使用するべき性能だと思われます。
火力的にはATK x1.4倍のバフリーダーで1枚返し3,236であり、この数値は混合デッキにおけるコロネよりもやや高い程度の火力です。コンボが1.3倍上昇の最大1.6倍という渋さがやや時代を感じますが、初手から最大火力を出せるのはえらいですよね。
おわりに
新シーズン開幕の配信では割とあっさりと扱われていた印象の闘化解放ですが、アド量やユニークの面でとても興味深い駒性能を持つ3体でした。駒アップデートは、学園・テュポーンに大きめのアップデートが入ったなという印象です。
そして、過去のコラボ駒については、復帰勢の私はすべて持っていない駒だったので嬉しかったです。これからも過去のコラボキャラは順次このように絵違いバージョンとして登場していくんでしょうか?トルコイン200枚はやや重たいですが、頑張って集めて交換したいと思います。