オセロニア「論」

思考や情報の整理のために書いていきます。

【逆転オセロニア】シーズン2『ANOTHER MIRAGE』開幕!御三家超駒の性能レビュー② ~進化の方も強いぞ~

前回の記事に続いて、本記事では新シーズン超駒御三家の進化の方について、性能や使い方などを見ていきたいと思います。

優秀なミラージュスキルを持った闘化の3体に負けず劣らず、既存スキル持ちの進化の方もユニークで強力なスキルを持っているなという印象です。

進化の方も優秀な新シーズン超駒御三家!

セルフィ、ニアーヤ、ヴィンスの進化はそれぞれ混合デッキ、魔10竜6デッキ、竜単殴りデッキで使える高性能なスキルを持っています。

進化セルフィ

進化セルフィは、混合デッキ用の進化スゥ、闘化カジミール、進化フォシィ枠にあたるアタッカーで、2,500雷撃のベースに100オルス形式で上昇する特殊ダメージが最大2,000まで乗っかります。

[審判] セルフィ

進化セルフィの火力のイメージとしては、後攻8ターン目に4,500に到達する速度感です。しかし、2,500の初期値があるため、後攻6ターン目で打っても4,100の火力を出力でき、さらにもっと早い後攻3ターン目で打つことになったとしてもS駒として最低限の働きと言える3,500の仕事をしてくれます。

コンボは自キャラx3.5%上昇で相手HPの最大13%分を、まだまだメタ駒がそこまで多くない雷撃スキルで与えます。最大火力発揮のためには自キャラが4体必要で、夏ブランジェッタなどの召喚と相性が良いです。

HPを振り切ると2,900を超えるなど、この手の高火力アタッカーとしては超高ステータスと言え、さらにATKも1,370と神駒としては高めの類に属します。

マナデッキに編成してみた例

非殴り系の混合デッキにはぜひ編成したい駒で、もちろん今回の超駒パレードで登場した闘化ヴィンスデッキにも問題なくフィットしますが、個人的に嬉しかったのはマナデッキに不足していた超駒級Sアタッカー枠に使えるという点です。

一応、ロストエナジー軸のマナデッキで使える高HPの4,500級アタッカーとしては例えば進化ペトラがいましたが、もともと耐久がやや薄いマナデッキにおいて自傷は痛いなと感じていました。

自キャラ参照のコンボスキルは、ラージッカの召喚と相性良好です。

進化セルフィを編成したマナデッキは、例えばこのように組むことができます。

神闘化リアンツィール進化セルフィ進化スクルドの組み合わせは、同デッキ制限により実現不可能なトゥールラ、スゥ、キンマモンという強力な組み合わせを混合デッキ上で再現しているかのようであり、その上、雷撃や波動ダメージといった被干渉性の低いダメージ種を中心に構成されています。

マナデッキの特性として、序盤さえ安定させてしまえば中盤から終盤は高火力を連打できるので、初動を意識した構築で組んでみました。S駒が4枚まで編成できるシズマルールでは、アスリーン(マナリーン)の低いリーダー火力を高性能なサブS駒で補うことができるため、十分に通用するデッキとなっていると思います。

進化セルフィまとめ

このように、進化セルフィはこれまでSアタッカーの決め手に欠いていた感のあった非殴り系デッキのスタメン枠として、今後しばらく活躍が期待できる駒だと思います。

注意が必要な点としては、現在のグローリーモードにおいてスゥやカジミール、フォシィが出禁となっているように、似たスキルを持つ進化セルフィも同様にグローリーモード使用禁止駒に指定される可能性が高い点です。

進化ニアーヤ

進化ニアーヤは、シーズンマッチにおいてこの世の春を謳歌しているアルベルティーネデッキを筆頭とする神デッキのメタ駒として実装された駒です。

魔10竜6構成のデッキで使用できる進化ニアーヤは、盤面に設置する位置によって効果が変化するオルタナボードスキルを持っており、辺に置けば奪紋で特殊・雷撃ダメージを反射でき、内周に置けば1ターン完結の火力を出力します。

[愚者] ニアーヤ

オルタナボードスキル
  内周:ベノムマギア(5,000特殊~6,000毒)
  外周:5ターン奪紋(500吸収+特殊・雷撃の25%反射)

進化ニアーヤを外周に置く場合

5ターンの奪紋を打ち切ることができると、吸収だけで5,000アドバンテージが得られます。加えて、相手が特殊・雷撃ダメージを発生すれば、その25%を反射して相手にダメージを与えることができます。

ここで、アルベルティーネデッキ対面で進化ニアーヤが得るリーダーアドバンテージをざっくりと見積もってみましょう。

先行のプレイヤーがニアーヤを最速で辺置きしたとすると、後攻の2~6ターン目の攻撃を反射できることになります。では、2ターン目から6ターン目の間に、アルベルティーネは大体どのくらい特殊・雷撃ダメージを発生するでしょうか?

楔によるダメージの概算

まず、盤面に刺さった楔ダメージとアルベル自身の殊楔スキルによる特殊ダメージの累計として、2~6ターンの間にだいたい4,000~6,500ダメージを発生します。6,500ダメージはエルヴィンなど天楔スキルを使用した場合です(このダメージは楔の踏まれ具合によって上下しますが、だいたいこのくらい)。

スキルによるダメージの概算

さらに、スキル火力として(やや控えめに)1ターン平均1,500の特殊 or 雷撃ダメージを発すると仮定すると、5ターン合計7,500ダメージとなります。この1ターン平均1,500ダメージという値は、すべてA駒を打った想定で、かつシトリやヴェークロストなど直接スキル火力を発生しない駒を打つターンがあることも踏まえて、低めに見積もっています。

奪紋による反射分の計算

以上より、アルベルティーネデッキは5ターンの間S駒を打たずコンボも使わず穏便に過ごしたとしても、楔起因のダメージとスキルダメージの合計として5ターンの間に少なくとも11,500~14.000ダメージを発することは避けられない計算となります。

その場合、仮に先行プレイヤーが最速でニアーヤを辺に設置すると、上記ダメージの25%が反射ダメージとして返ってくるので、アルベルティーネには2,875~3,500ダメージが返ってくることになります。

ここに2,500吸収の分を加えると、合計で5,375~6,000ダメージ+2,500回復の合計として、7,875~8,500アドバンテージをニアーヤが得る計算です。

果たしてアルベルティーネデッキは止まるか?

6,000ダメージは非オーラのリーダーとしては標準的な水準かなと思いますが、そこに2,500回復が加わるのは、殊楔スキルのターン数が有限なアルベルティーネに効く可能性があります。

また、上記の概算は、反射を嫌がってアルベルティーネ側がS駒を打たず、コンボも使わず、という想定としているため、アルベルティーネが思うように火力を出せていない点も注目すべきです。当然、もっと火力を出せば受ける反射ダメージもその分増えます。

さらに、最近の魔10竜6デッキは特にS駒の強化が著しく、フェルグやサイラス、フルフレアなど特に吸収や回復が強力なタレントが豊富なため、ターン数有限なアルベルティーネが火力枯渇して丸め込まれる、というシナリオは十分に有り得そうです。特にニアーヤに加えて周年遠夜も打たれると、アルベルティーネ的にはけっこう終戦に近いような展開になりそうな気がします。

一方で、アルベルの手駒が良い場合、辺置きが必要なニアーヤに対してX打ちでゴリ押すことも十分できそうです。実際、自分も一度アルベルティーネデッキでニアーヤに対面した際、X進行から周年メーティスやスピカのコンボを使って勝つことができました。

とはいえ、まだ進化ニアーヤを実戦で使えておらず、机上の計算のみでの判断にはなりますが、アルベルティーネのメタ駒として十分機能する水準の性能になっているのでは?というのが今のところの個人的な見立てとなります。

進化ニアーヤを内周に置く場合

一方、進化ニアーヤを内周に置く場合、序盤に切るとリアンツィールやアマテル的なイメージで使うことができ、手駒に抱えて終盤に打てばフィニッシャー的に使うことができます。

スキル効果的には、終盤打つほうがベノムマギアの火力が伸びるように設定されてはいますが、魔10竜6によく見られる顔ぶれのサイラスやフェルグ、ヒマリ、真紅、メルチェーデあるいはイグナーツなど、手駒渋滞を引き起こす要素が満載のデッキ構築になりがちなので、現実的には序盤に切ることが多くはなりそうな予感です。

しかし序盤に打って5,000火力だと盤面に出すタイプのリーダーとしてはやや心もとなく、その後のS駒の火力が続かないと現環境では少々厳しい印象があります。

同じく5,000火力のアマテルが1年前に環境デッキとして成立していたのは、神デッキの耐久力を背景にS5、S6構成とした駒投げ力と、序盤から殴っていけるコンボの存在が大きなファクターを占めており、S4環境の魔10竜6で同じことをやるのはけっこう難しいのでは?と思います。

初手に最大6,000強(ATK込で7,000台中盤)の火力を出すリアンツィールが、魔単構成を除き環境であまり見られなくなっているのを見るに、魔10竜6構成で初手に5,000の追加火力に収まる進化ニアーヤを使って、内周打ちの方で上手く立ち回れる自信が自分にはあまりありません。

進化ニアーヤまとめ

アルベルティーネがあまり使われなくなった未来にも進化ニアーヤが環境に生き残るかはけっこう微妙かもしれないなと思いつつ、アルベルティーネを筆頭とした神デッキに対するメタ駒を、サブ駒ではなくスキル選択式のリーダー駒として実装した運営の心意気は評価したいなと個人的には思います。

やっぱりあるデッキだけが抜けて強いと、そのコンテンツはあまり面白くないですもんね。

進化ヴィンス

ここ最近はナルアダルアやヴェロニカなどの捕食駒を得て、もはや速攻竜と言うほど速攻しているか怪しくなってきた竜単の殴りデッキ向け新リーダーとして、進化ヴィンスは実装されました。

[正義] ヴィンス

進化ヴィンスは竜単デッキで使用するミーティアスキル持ちです。現在、速攻竜デッキのリーダーとして使われる進化ティアマトとの比較で、進化ヴィンスには大きく2点のユニークな特徴があります。

ステータス ↔ バフ倍率

進化ヴィンスは、手駒にある間はx1.4バフリーダーとして機能します。

1つ目の美点はステータス(HP)の高さで、従来より速攻竜デッキのリーダーとして使われてきた進化ティアマトと比較するとHPが高く、ティアマトが1,770なのに対し進化ヴィンスは2,430と、660も高く設定されています。

他デッキの火力インフレに対し、火力とHPのバランスが見合わなくなってきていた感のあった速攻竜デッキですが、捕食スキルを持つナルアダルアがHP2,305に達したり、A駒でもステータスの底上げが徐々に進行するなど、デッキHPが少しずつ高くなってきています。捕食スキルの充実と合わせて、デッキの耐久性は従来よりかなり向上していると感じます。

高ステータスと引き換えに、自分の竜駒数に応じて最高x1.5バフまで伸びたティアマトに対しx1.4固定と、ピーク火力は若干失っているという点で両者の棲み分けが出来ています。

ミーティアスキルで緊急延命できる

進化ヴィンスのもう一つの特徴として、ミーティアスキルの盤面に出した際の効果として捕食を持っており、緊急時にHPを回復して延命を図ることができる点がユニークです。

x1.4バフ時に進化ヴィンスを盤面に出すと、1枚返しで1,841火力を与え、捕食量は2,393になります。参考までに、進化ナルアダルアはx1.4バフ時に1枚返しで2,654捕食なので、そこから大きくは劣らない捕食量であることが分かります。

ちなみにランタイを引けているとヴィンスは2,393火力、3,111捕食となります。

速攻竜にナルアダルアをコンボに絡めて捕食されると、特に「あと◯手で飛ばせるな」とリーサルを見ていた固定系のデッキにとって大きくゲームプランが狂い、勝ち試合から一気に負けに持っていかれた経験が誰しも一度はあるはず

ヴィンスはリーダーとして見えているので、捕食があらかじめ予測できるかどうかという違いこそあれど、ナルアダルアと大差ない捕食がいつでも可能というのは強いのではと感じます。

次のターンにアタッカーを引ければ飛ばせる、という盤面でアタッカーを引けなかった場合の緊急延命としてヴィンスを切って1ターン凌ぎ、次のターンの引きに賭けるといプランが新たに増えたことを意味します。もちろん、リーダーオーラを捨てるので次ターンのバフは失いますが、それは最大x2.4という破格のコンボである程度補うことも可能です。

進化ヴィンスまとめ

高いステータスに加えて戦い方の選択肢が増えることで、使い方次第では竜殴りデッキが無補正環境でいくぶん戦えるレベルにまで強化されているのでは?と個人的には思います。正直に言うと、自分は速攻竜デッキを使わないので正確なところは良く分からないのですが…。

※1 進化ヴィンスは5月カップ戦のコスト表記に誤りがあるとして訂正されました。(誤)+20 → (正)+5

まとめ

新シーズン御三家超駒の闘化に続いて、進化の3体の性能や使い方などについて見てみました。どの駒もユニークで魅力的な性能を持っていることに加えて、特に進化ニアーヤは環境を動かす可能性があるメタ駒だと思うので、今後の環境の推移を注意深く見守っていきたいなと思いました。

新シーズンの対戦環境調整や闘化解放などのトピックについては、また別の記事にて情報を振り返ってみたいなと思います。