
9周年の節目を前にして、去る1月21日に過去登場の9体が一気に駒アップデートされました。
今回の駒アップデートはいつも以上に気合が入っているというか、性能面でも話題性でも少々インパクトがありましたので、ひとつひとつの駒についてアプデ前とアプデ後を比較しながら、その性能や使い方などについて考察していきたいと思います!
一度に9キャラクターの駒アップデート!
今回は、神駒、魔駒、竜駒それぞれ3体ずつ(各属性にS駒x1, A駒x2)の計9体が駒アップデートされました。駒性能の変更は、既に1/21(火)のメンテナンス明けから適用されています。
例のごとく、駒アップデートされてしまった後では、アプデ前の性能をゲーム上で参照することができなくなってしまいます。そこでこの記事では、アプデによってどう変わったのかが後々にも一目で振り返られるよう、記録としてアプデ前後の画像を残すことにしています。
それでは順に見ていきましょう。
[上巳の花笑み] ベガ

変更点
・ATKが50上昇(1,235→1,285)
・スキル発動条件(ターン開始時のHP80%以下)の撤廃
・コンボスキルの発動条件(相手キャラが2枚以上)の撤廃
神単条件で使用できるひな祭り・ベガは、スキルの発動条件が撤廃されたのが一番大きな変更点です。
今回のアップデートにより、シンプルな2ターン1,800ダメージ、2,400回復というホーリースキルがいつでも使用できるように。
やや回復に寄った計4,200のアドバンテージで相手にHP差を付けられるので、叡智印が下がったカップ戦で活躍しそうな印象の性能です(ただし叡智印のS駒は、A駒と違って意外とコスト-2されない)。
[強烈浄化] フルリクルリ

変更点
・HPが25上昇(1,655→1,680)
・スキル発動条件(1枚ちょうどひっくり返せる)の撤廃
2020年11月に強駒として登場したフルリクルリは、初手切り可能な神Aコンバート駒の中では高い火力(セメレーリーダーで3,264)を持っているものの、実用上は1枚返し条件がしばしばネックになっていました。
【参考】セメレーリーダー時の火力
・エヴァ:3,182(特殊、駒総数15枚以下)
・リブラエル:2,894(雷撃)
・ポーファン:3,788(特殊、ただし自キャラ4枚時)
・ラリエル:3,798(特殊、ただしHP50%以下)
今回のアップデートにより1枚返し条件が外れたため、スキル火力と駒数条件の面でエヴァよりも優位に立ったフルリクルリ。HPも上方修正され、エヴァよりも7だけ高くなりました。
あとは、エヴァとの入れ替えで考慮すべき点は、コンボスキルの違いです。エヴァは相手キャラが2枚以上いれば60%固定となりますが、フルリクルリは周年ユエファなどと同様15%ずつ上昇するタイプのため、盤面に自キャラが4枚いて初めて60%出すことができる点をどう評価するかで好みが分かれそうかなと思います。
[天鎧の騎士] イスクード

変更点
・HPが125上昇(1,507→1,632)
・ATKが150上昇(847→997)
・スキルのHP5%代償の撤廃
とてもとても懐かしいイスクードが駒アップデート!
今から7年ぐらい前の混合デッキは、闘化アンドロメダやアズリエルなど「2枚返し以上で通常攻撃のX倍の特殊ダメージ」形式のコンボスキルを持つ駒が良く編成されており、同様にこのイスクードも自分は使っていたような記憶が(うっすらと)あります。
5%のHP自傷は確かに痛かったですが、自己バフをかけながらX打ちを仕掛け、ジェンイーやレグスなど(エアとかバハムート登場はるか前の当時は彼らが使われた)を叩きつけるという脳筋プレイは、現在のスゥ→ラティーナ→エアぶん投げに通ずる部分もあり、本質は当時とあまり変わっていません(笑)
そんなイスクードが、今回のアップデートにより現代的なステータスに持ち上げられたのと同時に5%自傷も撤廃され、より使いやすくなって再登場!アプデ以前はプラス振っても正月蘭陵王下だったATKですが、コンボスキル的に混合で使うでしょ!ってことなのか、なんとも言えない領域のATKに引き上げられました。
[ダイナミック登校] アズリエル

変更点
・HPが150上昇(1,952→2,102)
・スキルの毒ダメージが50上昇(700→750)
・コンボスキルのダメージ増加量が上昇(600→750)
復帰勢の私にとって学アズといえば「学アズ→アバドン→ラァナ」の黄金ラインを形成する3ターン毒バフスキルで、今でいうブライダル・リイアの役割を担っていた駒なのですが、復帰して魔単リーダーとして使われていたのに驚いた記憶があり。
プラスを振れば罠駒上のATKになる点が個人的に気に入っていたのですが、パンドラを見かけないのと同様に環境で見かけることはほぼありませんでした。
今回、毎ターンの毒ダメージが750に引き上げられたので、超駒のパンドラ(700特殊)を上回る値となりました。一般的に特殊ダメージよりも低く設定されがちな毒ダメージだというのに、です。一応パンドラはHPの高さ(2,356)や暗黒耐性という差別点はありますが、魔単条件なら火力は重要ですよね。
毎ターン750毒は8ターンで6,000ダメージとなり、オーラの火力としてはなかなかの水準になったと言えます。
【参考】毒オーラ系リーダーの8ターン火力
・学園アズリエル:6,000
・ぬらりひょん:5,800
・納涼メフィスト:5,600
・闘化シエンティア:5,000
・闘化パンドラ:5,600(特殊)
・闘化レオニス:5,700ダメ+900回復
(HP80%以上2ターン、80%~30%6ターン、30%以下1ターン想定)
ぬらりやレオニス、納涼メフィストあたりは神駒も入るので、トゥールラやツクヨミ、セーゲルあたりの駒でアドを稼ぐという立ち回りが主流ですが、魔単条件の学アズはカジミールやフェルグなどを編成して火力で押し切るのが使い方上の差別点になるでしょうか?
コスト200環境では少し物足りないのかもしれないですが、ロイヤルバトルの魔枠としてはけっこう有力なリーダーになり得るのでは?と思っていたりします。
[魔軍師の卵] テスカ

変更点
・HPが50上昇(1,431→1,481)
・ATKが25上昇(1,073→1,098)
・スキルのデバフ率が上昇(12%→14%)
・コンボスキルの発動条件が緩和(駒総数18枚以下→23枚以下)
最近の殴りデッキはパワーが増す一方なのに対し、直接的な火力に繋がらないデバフスキルはどちらかと言うと下火というような状況が続いていましたが、ここに来てデバフサブオーラの代表格テスカが駒アプデ。
ステータスとデバフ率の引き上げを受けて、デッキの耐久性向上に繋げやすくなりました。
【参考】x1.4バフのエンデガ火力(4,585)に対するデバフ効果
・(旧)テスカ:4,035
・(新)テスカ:3,943
・(新)テスカ+嫁おこん:3,470
・ルシファー+(新)テスカ:2,997
参考までに、正月蘭陵王や混合フェリヤ(ラニ)リーダーから飛んでくる1枚返しのエンデガがどのくらいデバフされるのかを示してみました。
駒アプデにより、テスカが手駒にある状態のエンデガ火力は4,000を切るようになりました。そして、テスカとブライダル・おこん(12%デバフ)のダブルオーラ時には3,500を切るようになります。
この、嫁おこん×テスカ状態では相手のATKがx0.7568(24.3%デバフ)となるため、実はあの闘化ルシファーよりも高いデバフ率となります。
そして、その闘化ルシファーのサブオーラとしてテスカを編成すると、x1.4バフリーダーのエンデガさんの火力は3,000を下回るように(!) 相手の手駒のATK表示には、x0.65というバフ率表示が重くのしかかっていることでしょう。
[三ツ星暗殺者] カートウッド

変更点
・ATKが50上昇(1,055→1,105)
・スキルの変更(デバフ40%→咆哮ATKx1.2, 40%)
こちらもデバフ駒の強化で、デバフ→咆哮というスキル種自体の変更により、ATKの上方修正も相まって若干の火力が出せるようになりました。
x1.2のバフ効果は1ターン限りなので後続の攻撃に繋げられるわけではないですが、捕食魔殴りにとっては捕食が(若干)増えるという側面もあります。魔殴りミラーが多い日の選択肢の1つになるでしょうか?
[スイーツドリーム] コノエ

変更点
・HPが50上昇(2,010→2,060)
・スキルの初期値の変化(1.5倍→1.9倍)
・コンボスキルの強化(x1.7→x1.7からx1.8の間)
バレンタイン・コノエは貫通が付いたチャージスキル持ちです。
バフ倍率の初期値がx1.5→x1.9となったことで、これまで最大火力まで4チャージ必要だったところが2チャージでOKとなりました。
こうなってくると、プロファイルが非常に似通った駒として、強駒の闘化ジョアンナが出てきます。
闘化ジョアンナも2チャージで最大火力の貫通付与チャージアタッカーなのですが、駒アプデされた季節駒のバレンタイン・コノエは、なんと強駒のジョアンナを(ほぼ)すべての側面で上回ってきました。
【参考】x1.4バフ時の火力の比較 (0→1→2チャージ)
・バレンタイン・コノエ:3,684→4,266→4,848
・闘化ジョアンナ:3,690→4,244→4,798
・進化エア:4,255→4,756→5,006
超駒のエアだけチャージが1段階ずれているような火力であり、HPの高さ(2,450)も相まって1人だけおかしいのは置いといて(笑)、バレンタイン・コノエは0チャージの火力が僅差で負けるものの、それ以降の火力でジョアンナを上回ります。
HPもバレンタイン・コノエの方が高く(2,060 vs 2,030)、火力が上がったコンボスキルは1,000代償を受けてしまうジョアンナより使いやすい点も魅力ですね。
[気苦労参謀] ステファニー

変更点
・HPが125上昇(1,535→1,660)
・ATKが20上昇(1,005→1,025)
・スキルの変更(1ターン500威圧→1ターン獄炎:周囲小火炎+ATK500減少)
・コンボスキルの強化(x300~1,000火球→x400~1,600火球)
恐らく、最も驚きをもって迎えられたのがこのステファニーの駒アプデだったと思います。
リリース後、あまりに強すぎたことからたった5系統(※ 現在は4系統)のキャラクターが実装されたのみで、2020 3rd SEASON開幕時(2020年9月)に実質「無期限の発売停止」措置を宣言されていた「獄炎スキル」を久々に引っ提げての再登場となりました。
※ 闘化忍竜は獄炎として実装後、火炎にスキルが改められた

ステファニーのもともとの威圧スキルが1ターンに500という強力なデバフを強いる性能だったため、獄炎としての火炎部分はそれほど強くない周囲小火炎となっていますが、性能がどうとか以上に「獄炎が登場した」というインパクトが大きすぎます。
ステータスが現代水準に引き上げられている他、コンボスキルも闘化ジュディと同じものに引き上げられるなど、「ちゃんと使って欲しい」という気持ちを感じるようなスペックに仕立て上げられています。
実際の使い道としては、火炎部分はあまり燃やせないおまけ程度の性能として割り切って、相手の足を1ターン止める防御の札として使うか、あるいは金色ベルーガなどの周囲火炎と組み合わせて辺の駒に当てる(取ると辺の火種が増える、取らないと大火炎)などの使い方が良さそうかなと思いました。
今後、新しい獄炎駒がさらに登場するのでしょうか?
[宿敵邂逅] ガラン

変更点
・HPが25上昇(1,537→1,562)
・スキルの花が100上昇(1,400→1,500)
・スキルの月が200上昇(1,000→1,200)
・コンボスキルの最大値が200上昇(1,600→1,800)
第2闘化ガランは閃撃デッキのテンプレからは外れていて、「カップ戦で閃撃を組む際に編成される駒」というイメージが個人的にはありますが、今回のアップデートでテンプレまでは行かずとも「準テンプレ」ぐらいの性能に強化されたのではないかと思っています。
例えば、安定した四季折々スキル持ちのシズクとの比較では、HPこそ負ける(1,562 vs 1,600)ものの、実は四季折々スキルの平均アドバンテージでは勝っています(1,675 vs 1,650)。
これは、ガランの特徴でもある鳥の高火力(2,200)に引っ張られているためでもあり、それと引き換えに月の火力が低く抑えられている(1,200)というトレードオフもあるのですが、うまく色が噛み合えばなかなかパンチのある活躍が期待できます。
【参考】花 鳥 風 月
・シズク:1,600 1,700 1,600 1,700
・ガラン:1,500 2,200 1,800 1,200
コンボスキルも最大値はシズクに並んだのと、最近メタが増えている雷撃でなく、炎閃で出力できるのが美点です。
総じて、準シズク級というべき性能をしていますし、ガチャ駒のバレンタイン・スカーレット(あれは風が抑えめで鳥と月が強い)よりも平均アドが高いとなれば、カップ戦報酬駒として十分な性能になったと言ってよいと思います。
雑感
今回の駒アップデートは、学園アズリエルがパンドラを、バレンタイン・コノエがジョアンナを性能面で凌駕するなど、季節駒としては本格的な水準の性能に引き上げられたS駒がまずは印象的でした。
そして、なんと言っても4年以上空白の時があった獄炎スキルとして仕立て直されたステファニーのインパクトが個人的には大きかったです。
また、獄炎のステファニーに加えて、テスカやカートウッドなどデバフ系スキルを持つ駒のテコ入れが目立ったのも特徴的でした。
駒アップデートは新たな課金には直結しづらく、運営さん的には地道で旨味の少ない仕事だとは思いますが、こうして過去の忘れ去られようとしている駒や、性能的にもう一歩…といった駒に再びスポットライトが当たり、実戦で使われるようになるのはユーザ的にも嬉しいことなので、これからも頑張っていただけると幸いです。
並行して実装された、99体の過去駒へのフレーバーテキストの追加と合わせて、オセロニアの過去資産に対する姿勢は好感を持てるものであり、称賛したいなと個人的には思いますね。