オセロニア「論」

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【逆転オセロニア】閃撃デッキと混合殴りデッキが再強化!Deck Drive Double Edition開催!②

閃撃デッキの強化イベント「Deck Drive Double Edition ~Flash Again~」についてまとめた前回の記事に続き、後編の本記事では混合殴りデッキを強化する「Deck Drive Double Edition ~Mixture Again~」(9月23日から開催)について、新駒の性能を考察していこうと思います。

Deck Driveイベントについて。どこまで追うべき?

(前回の記事からの引用)

Deck Driveイベントで登場した新駒は、その後、月2回程度の頻度で日替わり開催されるコレクションガチャに移行します。

コレクションガチャには天井がないため、必須級のS駒はDeck Driveイベント開催期間中に天井も視野に獲得しておくことを(できれば)オススメします。A駒の場合は、コレクションガチャのサービス30連を毎回引いていくだけでも比較的回収しやすいため、今回無理に獲得しないといけない訳ではありません。

ちなみに、アルベルティーネが登場した1年前のDeck Drive ~再雷の楔~とは異なり、正直なところ今回の両イベントにおいて新S駒に必須級はいないと思われるため、今回無理に深追いして確保しておく必要はそれほどなさそうかなと個人的には思っています。

混合殴り強化!Deck Drive Double Edition ~Mixture Again~で登場の新駒

さて、本記事では「Deck Drive Double Edition ~Mixture Again~」の新駒たちの性能をまとめます。

[天軍副料理長] ミネネ

[天軍副料理長] ミネネ

印:西方印
注意点:カップ戦でコスト21固定

[天軍副料理長] ミネネは、新スキルのパワーガードを持っています。パワーガードは、バフの効果を得ながら相手の特定のダメージ種をカットするというフォース的な性質を持つスキルだと思われます。

ミネネは1.4倍バフリーダー時に3,009の通常攻撃ダメージを与えつつ、1ターンの間特殊ダメージと雷撃ダメージを50%にカットするという神デッキへのメタ性能を持っています。

アルベルティーネデッキの天下を受けてのメタ性能だと思われますが、既にアルベルティーネは度重なる同デッキ使用制限を受けて環境で頻繁に見かけるということはなくなってきており、機を逸した感が否めません。「2024 3rd SEASON中に楔の対策駒を追加します」とLIVE配信で宣言したのに結局何も投入されず、同デッキ使用制限を重ねに重ねた段階でようやくのメタ駒投入というのは正直意図が分かりかねるものではあります。

また、特殊と雷撃という、対面するデッキによっては全く意味をなさなくなる可能性が少なくないダメージ種へのメタにS枠を割くというのは、どうしても冒険だと感じてしまう部分があります。メタを張るほど神デッキが多くなる補正というのは、等しくこちらの神駒もHPやATKが上がっているケースが多いと考えられるので、素直にイシュタルやパティアなどで良いのでは?と思ってしまいました。

[守護火竜] ガーヴァルザー

[守護火竜] ガーヴァルザー

印:導師印

[守護火竜] ガーヴァルザーは、1ターン完結のブレイズホーリースキルを持ちます。まるで五等分の花嫁コラボ第二弾の[情熱的な想い] 中野二乃をほぼそのままバフコンボにしたような性能をしています。

[情熱的な想い] 中野二乃

言うまでもなく混合殴りデッキのS枠は高性能な超駒による固定化が進んでおり、ガーヴァルザーの入る枠は無いように見えます。

コンボがヒールブレイズの中野二乃はカップ戦での活躍が考えやすそうな気がしますが、バフコンボのガーヴァルザーはカップ戦での活躍も限定的になりそうな気がするため、使いどころがいまいち見えにくい駒だという印象を受けます。超駒が使えないロイヤルのS枠でワンチャンありそう!?

[カラフルビーンズ] ポポリス

[カラフルビーンズ] ポポリス

印:御伽印
注意点:カップ戦でコスト12固定

[カラフルビーンズ] ポポリスは新しい混合殴りデッキのA駒リーダーです。

スキルは「攻撃力アップ」ではなく、先月のセレフィナに初めて実装されたターン数依存の可変スキル「クロノストリーム」となっています。

1~2ターン目は1.32倍のバフと、ラウナスや厳王(1.28倍)、蘭陵王(1.3倍)などに比べて初速が高いです。

3~4ターン目はバフ倍率こそ1.2倍に落ちるものの、20%の捕食が付きます。これは捕食魔殴りのマスティマと同じ性能で、アドバンテージに換算すると1.44倍の効果がある(1.2✕1.2)ので、A駒リーダーとしては本来破格の性能水準となります。3~4ターン目はコンボも絡めやすいタイミングであることが多く、試合の中盤で大きめなアドバンテージを築くことが期待できそうです。

5ターン目以降は再びバフ志向に回帰し、1.32倍の初期値からライフバースト形式で最大1.4倍までブーストする可能性を秘めています。単純計算で、HP50%段階においても既に1.36倍のバフがかかることになり、仮に闘化スゥのディザイアが発動していれば1.768倍のバフ効果を2ターンの間享受することができます。さらに進化ランタイが手駒にあれば2.12倍、闘化オズも発動でバフ倍率は2.55倍にまで高まるなど、もはやA駒リーダーの領域を越えた火力を叩き出せることになります。

HP50%段階でポポリス+闘化スゥ+進化ランタイ状態の2.12倍バフは、正月蘭陵王+フェリタ&プティ+ミューズ(変身後)の3バフとなったHP33%程度の神殴りデッキと同程度のバフ倍率となり、そこに追加で闘化オズも置ければ(2.55倍バフ)、上記の3バフ状態の神殴りデッキがHP0%となった状態(つまり最大倍率状態!)の神殴りデッキと同じ爆発力をHP50%にして得ることができるという計算になります!そう考えると、ちょっと驚異的なのでは…

Aリーダーの良いところとして、エア、スゥ、イシュタル(パティア)の既存枠に加えてククルゥをそのままインストールできるところにあります。一時期、捕食魔殴りにもフェルグを入れるということが行われたように、S枠に1つ余裕のできた混合デッキに、デバフ枠+アド稼ぎ要員としてククルゥを入れるというのは結構自然な成り行きなのかなと思います。

一点、注意点としてスキルが攻撃力アップではないため、アルルなど「リーダーの基本スキルに攻撃力アップスキルを持つとき」表記のある駒はスキルが発動しない、という点に留意が必要です。

ポポリスは初速、捕食によるアドバンテージへの貢献、中盤~終盤の爆発力と、どこを取っても既存の混合殴りデッキ向けAリーダーから一線を画した性能を持っているように見え、グローリーモードを中心に、場合によってはコスト200まで、今後の環境に大きめのインパクトを及びす可能性を秘めていると感じます。~Mixture Again~の中でなるべく獲得しておきたい駒の筆頭だと思います。

[魔人形] ロゼッタ

[魔人形] ロゼッタ

印:妖魔印

[魔人形] ロゼッタは混合殴りデッキにおける魔属性の捕食駒として機能します。

1.4倍バフのリーダーで使用時、1枚返しで2,108火力+843回復という性能になり、捕食よりも火力に寄ったスキル構成であることが伺えます。このときの合計アドバンテージ量は2,951であり、(アド量と火力で単純比較はできませんが)コロネの3,164火力、飛縁魔の2,953火力、アルルの2,842火力と比べれば既存テンプレの魔属性Aアタッカーとほぼ同等の仕事ができる駒であるということが分かります。

混合殴りデッキの捕食駒同士の比較をすると、属性は違いますがシノノメ(1,739火力+1,217回復、計2,956アド)や甘露寺蜜璃(1,200火力+2,040回復、計3,240アド)に比べると捕食よりも火力に寄った性能をしています。

✕1.2ずつ上昇して✕1.7に達するコロネや飛縁魔のコンボに比べると、✕1.5の初期値が付きつつ割とすぐに✕1.7まで達するコンボは安定感があります。

混合殴りの魔駒はコロネ、飛縁魔、アルル、闘化オズなど層が厚くなってきており、ロゼッタをスタメンに入れるかどうかは好みの領域で、人に依るところが大きいと思います。

例えばアルルを持っていないという人にとっては、ダメージ種の多様化の煽りを受けて闘化ポーリュプスが外れてきている中、残りの魔の1枠として初手から殴れるアタッカーの役割をロゼッタに任せることもできます。新リーダーのポポリスではアルルは発動しないため、ロゼッタを代わりに入れるという発想も全然ありそうです。

また、コロネの初手に発動しないところが気になるという人はコロネと入れ替えて、スキル発動の安定性や捕食での延命効果を求めた構築にすることもできそうです。特に最近は先攻がC打ちを選ぶ場面が多く見られる中、後攻は下手すると2ターンに渡ってコロネが発動しないというケースも出てくることになるので、火力を若干犠牲にしても安定性を取るという考えは特にコスト180帯で出てきてもおかしくないかなと思っています。

[規律の乙女] ロジー

[規律の乙女] ロジー

印:闘士印

[規律の乙女] ロジーは、アビススキルを持った魔属性の駒です。スキルでは1,400の火力と400の回復で合計1,800アドバンテージを得ることができます。

コンボは1.5倍を初期値としたバフスキルです。最大の倍率表記が1.8倍にはなっているものの、それは盤面がすべて埋まったときの倍率であるため、バフ倍率が伸びにくい仕様ではあります。一例を挙げると、試合ほぼ終盤の7ターン目などでもまだ半分しか盤面が埋まっておらず、その場合のコンボ倍率は✕1.65であるため、普通の試合での実質的なイメージとしては✕1.5~✕1.65というやや物足りなさが残る数値であることを覚えてくべきです。

全振りで1,495というHPは耐久性を担う類のスキルの魔駒として低く(例:吸収スキルのヨランはHP1,540、2017年登場の魔守護ですらHP1,525はある)、スキルの性質、コンボのバフ倍率、ステータスのどの面をとってもスタメンは厳しそうな性能をしています。

[空の郵便屋] リーベラ

[空の郵便屋] リーベラ

印:獣使印

[空の郵便屋] リーベラは、ポポリスと同じくクロノストリームを持っています。

1~3ターン目はシンプルな通常攻撃アップで、1.4倍バフリーダー時に1枚返しで2,905の火力になります。これは、混合殴りデッキの初手で比較すると例えばハロウィン・エクレル(2,940)とかアルル(2,842)、竜駒で言えばターリャ(2,949)に近い火力感となります。

4~6ターン目は回復と火力のバランスに優れた捕食スキルとなっており、1.4倍リーダー時に1,816火力+1,090回復計2,905のアドバンテージというのはシノノメ(1,739火力+1,217回復、計2,956アド)と若干近い使用感になりそうです。

そして7ターン目以降は✕1.6~✕2.0の間でバフ倍率がライフバ形式に(=HPが減るほど)増加していき、仮に残りHPが1のとき(ほぼ最大倍率時)の火力は1.4倍リーダーで3,632と、周年グエリアスの最大火力(3,567)より少し高いイメージです。

一見複雑に見えるスキルですが、6ターン目までは1.6倍のアドバンテージが火力にしろ捕食にしろ得られるという認識でOKで、7ターン以降はそれ以上が望めるという形の設計となっています。とはいっても、最高火力になってもブラダマンテ(3,835)より火力が低いので、初手の火力、捕食量、フィニッシュ力のどこを取っても竜駒の枠にしてはやや器用貧乏な印象が拭えません。

言い換えれば序盤から安定した仕事が期待できるとも言えますが、2,900前後の火力やアドバンテージは神属性や魔属性の駒でも稼げる領域なので、それらよりHPが低い竜駒にはもっと高い仕事量を求めたいところ。竜枠といえば、例えばエア、ラティーナ、周年グエリアス、甘露寺蜜璃、進化ランタイ、…などが人によって選ばれる中、これらの強力な競合に対し明確な強みがあるかというとちょっと怪しいところかもと思います。良い駒なんですけどね。

まとめ

「Deck Drive Double Edition ~Mixture Again~」は、全体を通じた混合殴りデッキの強化の方向性として、捕食や回復、吸収など耐久性を持たせて試合のターン数を長引かせる意図が強く意識されていたように感じました。

既に混合殴りデッキの爆発力は十分に高いところまで来ており、これ以上、火力や爆発力に寄せた強化を行ってしまうとデッキとしての特性がピーキーになってしまうというのは、前回の記事にも書いたヨアケ✕ニルス解禁にも通じることであり、その方向性の強化はもはや必要なかった、ということなのだろうと思っています。

その中で、新リーダーのポポリスと魔駒のロゼッタが個人的には気になる新駒かなという印象を抱いています。逆にS枠は既に超駒ががっちりとテンプレに入り込んでおり、一方で超駒禁止のロイヤルでは混合デッキの主流がマナとコンバートで、混合殴りを組もうと思えばパーツを共用する神殴りデッキを解体、あるいは弱体化する必要が出てくるので、想像以上にハードルが高いです。すなわち、今回登場のS駒は現実的な活用場面がきわめて狭いということになり、獲得の必要性は高くないと言えそうです。

混合殴りデッキをヘビーに使っていきたい人を除けば、特にポポリスを中心にしたA駒のパーツを単発ガチャや10連、20連程度で獲得できれば十分ですし、場合によっては今回のイベントはかけらを温存し、今後の余裕がある時に混コレをちまちまと回していくというだけでも良いのかなとも思いました。