
今タームのロイヤルバトルで竜闘化リアンツィールと闘化真紅がアンロックされ、その結果として「ロイヤルのリアン竜血が強い」と一部で話題になっています。
実はその少し前からグローリーモードでもリアンツィールリーダーの竜血デッキは少しずつ広がりを見せていて、私も使って確かなパフォーマンスを感じていました。
今回の記事では、これまでのシズマ帯に加えて、グローリーでの解禁やロイヤルアンロック等で注目を集めている低コスト帯のリアン竜血デッキについて考えてみたいと思います。
グローリーモードにおけるリアン竜血
グローリーモードではこれまでトゥアンリーダーの竜血デッキが使われてきましたが、2月に実装された竜闘化リアンツィールは4月からグローリーで使用可能になっています。
A駒リーダーのトゥアンでは2,500の火炎ダメージを初手に出します。ヤンドーラを引けていた場合2,825です。ATKを含めると3,645(3,970)となります。
一方でS駒リーダーのリアンツィールは4,500の通常攻撃ダメージを追加します。ヤンドーラのバフは乗らないですが、初手でATK含めて相手のHPを5,935削ることになります。
両者の差分は2,290(1,965)となります。
A駒1枚に満たないダメージ差ならサブにS駒2枚積める方が強そう…と一瞬思いがちですが、S駒のリアンツィールリーダーは(特に低コスト帯に)想像以上に利点をもたらします。
A駒リーダーはS差が生じがち
リアンリーダーがもたらす第一の利点は、S差を生じにくくなる点です。

S4枚のシーズンマッチ(コスト200)では、S1枚の引き差はデッキに含まれるS駒の25%に相当するのに対し、S2枚のグローリーやロイヤル等(コスト180)ではS1枚の引き差は50%となるため、低コスト帯はよりS引き差の影響を受けやすいコンテンツだと考えることができます。
その中で、多くのデッキはS駒リーダーが採用されており、A駒リーダーのデッキであるトゥアン竜血はデフォルトでS差ビハインドを抱えていることになり、相手がサブSを引いた場合こちらはSを2枚引き込まないと対抗が難しくなるという課題がありました。
竜闘化リアンツィールリーダーには、特に低コスト帯で影響の大きなS差ビハインドを解決しているという利点がまずあります。
同じ竜血40でも削るべき残HPが違う
1点目に挙げたリーダー単体の性能に加えて、デッキ全体のパフォーマンスに関する点が2点目です。
トゥアンとリアンツィールでは初手の削りが違うということは先ほど述べました。仮に相手デッキのHPを28,000とすると、トゥアンを打った後の相手の残りHPは24,355なのに対し、リアンツィールでは残り22,065です。
獲得できる竜血の数はどちらも40で一緒なのですが、削るべき残りHPがリアンツィールの方が少ないため、リアンの方が竜血管理の観点でやや有利です。
そのため、試合全体を通じてトゥアンの時よりも飛ばし気味に殴っていっても、案外竜血はなんとかなってしまうことが多い印象があり、デッキとしての速度感が上がったと感じます。
火炎よりもスピードを重視
ですので、デッキ構成としては血の節約よりもスピード感を意識した構成で組んでいます。
例えば、今月からグローリーで使えるようになった推しの子コラボ第二弾の鳴嶋メルトなど、相場よりも竜血消費が重い(15消費で2,800通常攻撃)駒は低コストのトゥアンだとやや採用しにくいですが、竜血管理でやや有利なリアン竜血には相性良好な駒です。

トゥアン竜血の場合、十字火炎やフィンなどを手駒に引くことができて、その上で相手を上手く燃やすことができれば、血を1滴も消費せずに進行性の大火力を仕込むことができます。特にフィンはかなりのアド量を稼ぐ上振れが期待できます。が、うまくいくかは手駒の引きと相手の進行次第な面もあり、かつ設置から2ターン、3ターンの時間を必要とします。
一方のリアン竜血デッキはリーダーが火炎ダメージでなく、1枚しか積めなくなったサブSには普通火炎駒よりもアタッカーを編成するので、火炎(燃焼)駒と火炎バフで稼ぐ従来の構築でなく、剛竜術や火竜術中心にテンポ良く殴っていく構築に寄せることで良さを発揮しやすいかなと個人的には思います。
後に述べるホワイトデー・シノノメ(今月から使用できるようになった)の追加もあって、竜血デッキにはリーサルずらしを兼ねた緊急時の1ターン完結休息術による竜血回復がアビーも含めて充実してきたこともあり、序盤から飛ばしめに殴っていってもなんとかすることができる懐の広さを手に入れることができました。
意外と防御も充実
これまでのヘケト(防護術)とアビー(休息術)に加えて、2,000回復が期待できるホワイトデー・シノノメ(休息術)が追加されたことにより、竜血とダメージの管理が以前よりもやりやすくなってきています。
初手から6,000近く削るリアンを皮切りにハイペースで殴っていった後のリーサルずらしとして、アビーと同じく手駒になるべく温存して勝負どころで切ると効果的な駒です。

それに加えて、ダブルオーラの一角として採用して火力の上乗せをする闘化ジュディも緊急時の1,400バーストバリアを展開できるなど、殴り一辺倒のデッキと見せかけて意外と終盤に粘ることもある程度できたりします。
SリーダーでS引きの差を感じにくくなったのと、終盤の駆け引き要素の充実により、神デッキなどこれまで苦手としていた類のデッキとも十分渡り合えるようになったと感じます。
デッキ編成の一例
今月はこのようなデッキを使うことが多かったです。

これまでのテンプレ定番駒に加えて、最近加わったメルトやホワイトデー・シノノメあたりは持っていない方が多いかもしれません。
メルトの代替候補としては、クリスマス・ニンブス(これも所持率低いかも…)やセシルあたりの序盤から軽快な剛竜術を挙げてみます。セシルは高いステータスと、コンボが省エネで火力も伸びやすい点が優秀です。
それらも無い方は、やや火力としては落ちてしまいますが、アイドル・ルインや馬狼照英(ブルーロックコラボ)、サウナ・バンディー(7月から使用可能)などが使えると思います。
ホワイトデー・シノノメの代替には、2ターンスキルになってしまいますが、ハロウィン・アルフェッカや日常・マナリアが使えます。
ビッキーの枠は自由枠で、ハイサラマンダーでもセシルでも進化ランタイでも、割と個人の好みに合わせて何でもよいと思います。竜血消費なく1,800の打点が期待できる正月トゥアンもオススメです。
また、サブSに何を編成するかは、竜血デッキ、中でもリアン竜血では特に好みが分かれる印象です。
有力な候補としてはフルフレアとめぐみん&ゆんゆん、闘化真紅あたりが挙げられます。
フルフレア編成の良いところ
- 神殴りやエンデガ・アラジン等へのメタとして編成されるシールドを貫通できる
- コンボがめぐゆんの雷撃と違って火球なので遠夜が気にならない
- 竜駒が4枚あればコンボ火球が4,000まで伸びてくれる
- めぐゆんよりHPが22、ATKが147高い

グローリーでは神殴りなどの殴り系デッキや、フィーロ、ナルア竜神などのフィニッシャーを担うエンデガ、アラジン等に対してシールド編成がしばしば見られ、ザーフィル&めぐゆんがフィニッシュを担う編成ではもろに刺さってしまいますが、フルフレアならこれを貫通することができます。
ヤンドーラとの同デッキ制限がかけられていますが、剛竜術の割合が多くなり、フィンも入らないリアン竜血デッキでは、たった13%のバフのためにヤンドーラを編成するメリットが薄くなっているので、それよりもシールドやフォースを貫通できるフルフレアが適している場面が多いと感じます。
スキルでは竜血を最大14消費するものの、コンボでは1つも消費しないため、フルフレアのコン確を狙っていくと血を節約しながら大きな火力が出していけます(これはめぐゆん、真紅も同じ)。
めぐみん&ゆんゆん編成のいいところ

めぐゆんは盤面に竜駒が1枚ある状態で打てば即座に4,000の通常ダメージを追加で与えることができるので、リアン竜血デッキのスピードを最大限活かすことができます(フルフレアは1枚時に打って3,800、最高火力には打つタイミングで3枚以上必要)。
また、剛竜術コンボと繋げた場合、例えばザーフィルとのコンボで8,805の通常攻撃、シェインとのコンボで8,605の通常攻撃を出せるので、罠を張られていたとしても反射なく一気に飛ばし切ることができてしまう利点があります。一方で、レオニスからのツクヨミ、ディートリヒからのアマテル、竜神デッキやフィーロ等で編成例が見られるシェムケリーなどの複数ターンシールドを張られると、めぐゆんとザーフィルは沈黙してしまいデッキとして止まってしまう可能性が高くなる点に注意です。
闘化真紅編成の良いところ
- スキルもコンボも血を全く消費しない
- HP50%以下で15%デバフを最大2ターンかけてくれる
- フルフレアよりもさらにHPが200ほど高い

闘化真紅は2ターンスキルであり、1ターン完結のめぐゆんやフルフレアに比べて設置場所が限られたり、トップ解決能力に劣る等の弱点はあるものの、スキル最大4,000ダメージ、コンボ最大3,600ダメージに血を1滴も必要としないという明確な強さもあります。
低コスト帯におけるリアン竜血デッキは、休息術や防護術、フルフレアやシーリーンのコンボ等を上手く使いながら立ち回るとそこまで大きく血が不足することはあまりないのですが、真紅ならさらに気にせずガンガンと相手を殴っていけるのが精神衛生上よい点です。またステラストリームのデバフも地味に渋い働きをする場面があります。
HPがフルフレやめぐゆんより高いのが美点で、真紅編成はデッキHPが28,000を超えてきます。
サブオーラの枠?
初手にリーダー枠を解放できるデッキの利点を享受すべく、サブオーラは積極的に採用すべきだと考えます。
現在のグローリーであれば、竜単条件で使えるサブオーラとして闘化ジュディがまず選択されると思います。そして、もう一枠として進化ランドタイラントも編成した2オーラ構成も視野に入ってきます。
ランドタイラントはHPこそ低くなりますが、A駒のATKが1,150~1,200と比較的高めの竜血デッキには相性がよく、230~240(1枚返し時)をベースに枚数返しが増えるほど大きく火力を底上げしてくれます。
トゥアン竜血デッキに良く使われてきたヤンドーラは、上述のように、火炎ダメージの割合が少なくなったリアン竜血デッキでは手駒を圧迫する割に旨味が得にくくなってきていると感じます。
グラスムンチャーが使えるようになる来月からは、恐らく闘化ジュディとグラスムンチャーの2オーラが採用されそうですが、それまでは多少HPが下がることを許容して進化ランドタイラントを編成するかどうかを個人が好みで判断する、という感じになりそうかなと思います。
なお、竜闘化リアンと闘化真紅がアンロックされた今タームのロイヤルバトルでは、ご存知の通りリアン竜血デッキがインパクトを与えています。グローリーとは違って実装後2ヶ月の猶予期間がないロイヤルバトルでは、既に闘化ジュディとグラスムンチャーの2オーラが広く編成されている模様です。
リアン竜血はかなり戦える

今月の初め頃、デッキ編成を煮詰めながらリアン竜血デッキで潜り始めた頃に10連勝することができました。これまで、トゥアン竜血で苦しさを感じていたヨアケ閃撃やツクヨミ、神殴りなどにも十分対等に戦える印象で好感触でした。
(10連勝してもなお731ポイントなのは、月始めに冒険クゥパやクピレーディアなど様々な実験デッキを組んで周回し、見事にポイントを溶かしに溶かしていたためです…触れないでください)
まとめ
竜闘化リアンの竜血デッキは低コスト帯でも少しずつ存在感を増してきているように感じます。
コスト200では全体火炎・獄炎を多く搭載できる火炎軸のトゥアンがまだまだ活躍すると思われる一方で、グローリーなど低コスト帯の竜血デッキはリアン竜血へのシフトが進行していきそうな気がしますので、低コスト帯に興味があってデッキを組むことができる人はチャレンジしてみて欲しいと思います。