
2021年から始まったオセロニア探求は、「オセロニア界に存在する様々な世界を探求し、その世界で生きるキャラクター同士の関係性などの知られざる設定を解き明かす(公式の説明)」イベントです。
- オセロニアが大切にしてきた「世界観」
- 「世界観」をさらに深掘り、拡張してきた探求イベント
- オセロニア探求ガチャは引くべき?
- 「オセロニア探求」新登場S駒の性能
- 「オセロニア探求」新登場A駒の性能
- まとめ
オセロニアが大切にしてきた「世界観」

オセロニアはいわゆるTCG的要素を持つ対戦ゲームなのですが、キャラクターの背景にある世界観がとても緻密に作り込まれて大切にされてきたゲームでもあり、これまで登場してきたキャラクター(図鑑No. にして7,500体を超える)のデザインやフレーバーテキスト、ボイスなどに、そのキャラクターの個性や過去、他のキャラクターとの関係性などが示唆されているのがもう一つの軸として存在しています。
コミュニティドリブンで発展してきたオセロニアは、キャラクターの性能やゲームの対戦環境に軸足を置いたユーザに加えて、「アート勢」や「ノベロニア勢」など、キャラクターや世界観を起点にした考察や二次創作などを創造・展開されている方々も非常に多く存在していて、他のスマホゲームにほとんど手を出したことがない私でも「明らかにちょっと違うな、オセロニアは」という裾野の広さを感じる部分の一つでもあります。
「世界観」をさらに深掘り、拡張してきた探求イベント
そんなオセロニアの世界観にフォーカスを当て、さらに深掘り・拡張してきたのが「オセロニア探求」イベントで、2021年11月の「冥界に蠢く者 ~オセロニア探求~」を皮切りにこれまで年1度~2度のペースで不定期に開催されてきました。
この探求イベントは運営スタッフ「ゆかぽん」さんの熱意あるプレゼンから始まったらしい…という詳しい経緯は、以下のオセロニア運営チーム公式noteで知ることができます。
今回のオセロニア探求の舞台は「仙境」とのことでして。

相関図には、中国にルーツを持っていそうなキャラクターが多く登場していますが、例外的にフルフレアとゲイ・ボルグが目につきます。
フルフレアは確かに人里離れた山奥で暮らすらしいことがフレーバーテキストに書かれていますが、ゲイ・ボルグはケルト神話に登場する武器なんじゃ…?これから明かされる関係性に注目が集まります(?)
ちなみに、上のnoteを見ても明らかなように、オセロニア探求は他の季節イベントとは異なりキャラクター設定以前に背景のシナリオの設計工程が入ることから、通常のガチャイベントよりもシナリオチームの仕事が相当忙しいことが想定されます。このガチャイベントラッシュの中でよくぞ探求イベントを具現化したな…というのが個人的な感想です。。
オセロニア探求ガチャは引くべき?
ちなみにオセロニア探求で登場した駒はそのあとコレクション入りすることになるので、1年に1度の季節イベントとは異なり、今回引けなかったとしても毎月2回ずつのコレクションガチャにて、単発ガチャとサービス30個での11連ガチャを引くことができるので、今回無理に深追いをする必要は全然無いと思います。
ただ、今回の新駒には特に低コスト帯を中心に使いやすそうな駒が多いので、低コストに注力する方で「各コレクションに散らばったら回収面倒そうだな…」と感じる方は30個で引ける初回の11連ぐらいは引いても良いのかもしれません。
また、探求イベントガチャの排出駒には、例えば以下↓に示すようないくつかのデッキで主戦級・必須級の駒が混じっているので、まだあまり駒が揃っていない方で、「手っ取り早くこれらを集めてデッキを強化したい!」という方も少し回すのはアリかなと思います。
- 探求・ヌアザ :神単デッキにほぼ確で入るサブオーラ
- 探求・フリンデル :神10、神単でマルチに使える
- 探求・マウラベーラ :魔竜デッキの優秀な魔駒
- 探求・ウプウアウト :エレメントデッキの現状テンプレ
- 探求・ヤンドーラ :ひな祭りミンリーとは逆の上半分を燃やす
「オセロニア探求」新登場S駒の性能
探求・ハクタク

印:導師印
スキルは神6枚以上条件となっていますが、コンボは神単条件では使えないものであり、実質的には神6~15枚のデッキで運用することになります。
神10枚以上の神デッキ、神6や神8の混合、竜10神6の竜神デッキ、魔10神6の魔デッキなど、とにかく幅広いデッキに使うことができる汎用性が一つの売りです。
スキル性能はほぼ闘化ヴィーナスに匹敵し、コンボに囁きを持つヴィーナスよりもコンボ火力が出やすくなっているのが普通に強いと思います。8ターン目の後攻に1,000雷撃+3,000特殊の最大4,000ダメージ出る計算です。
低コストで特に輝きそうな強い駒
火炎や毒、雷撃などダメージ種の増加を受けてシズマではヴィーナスは使われなくなってはいますが、グローリーではエンデガ・アラジンやヴァイセなどがフィニッシュを担うデッキも多く、刺さる対面が多そうな気がします。特に神殴りの使用率が高い時期には、進化ツクヨミ編成のデッキが増えたり、ヴィーナス編成のギルガメッシュが現れたりすることもしばしばある程なので、1ターンの価値がより高いグローリーでは通常・特殊を面倒みれるフォースはシズマよりも価値が高いと考えます。
フィーロ、ナルアダルア竜神、神殴り、ギルガメッシュ、めぐゆん型の竜血などをまとめて終盤の1ターン封じられる可能性がそこそこ高い一方で、天楔のアラジンや竜神の翁鋭、フルフレア型の竜血など特定のフィニッシャーは素通しなことは頭の中で想定しておくべきです。
ロイヤルでも同様に活躍できる可能性が高く、特にアポロンや神殴り、コンバートとの駆け引きに使用できそうな一方で、天楔やマナ、閃撃などではすり抜けられる可能性も。特殊に加えて雷撃もカットできるルキウスや日常・プロキオンなどの方が、天楔や閃撃のトモル、雷華まで牽制できて有効な対面は広い印象があります。
なお、カップ戦ではコスト+5指定となるようです。
強いことは間違いない一方で、自分が使いたいコンテンツで良く見るダメージ種がなにかという点や、カットが効くのが1ターンという点が自分の想定する運用に沿っているかの見極めを行った上で、コレクションガチャ移行後の単発ガチャで気長に勝負する!という選択肢も全然ありだと思います。
探求・龍麗&香蘭

[薬を求めて] 龍麗&香蘭
印:東方印
マナデッキで使う竜S駒で、フレアヒール3,500火炎~3,500回復を持っています。
コンボはロストエナジーで、マナを最大10ずつ消費し、そのときに3,600の波動ダメージを出します。
マナデッキを竜6構築にしてフルフレアを編成するのは確かに強いので、そのようなイメージで使える駒だと思います。というか、それを想定して設計された駒だと思われます。
龍麗&香蘭の評価できる点
① 竜6にしなくてもよい
あくまで個人的な感覚になるのですが、最近のマナデッキは神駒の枠がけっこうキツイ印象を持っています。
例えばグローリーでは、マナリーンに神闘化リアンツィール、リブラエル、エリダ、ラージッカ、ラメール、闘化メルカバー(7月以降)あたりは大抵デッキに編成したくなり、それに加えてクロチルド、闘化セメレー、格闘・イヤスサエル、ハロウィン・メーティスなどを全体の編成バランス見ながら加えたりしています。
さらにシズマになると、そこらに加えてS枠に進化セルフィや進化スクルドなどを入れてみたりする…とやっていると、神駒で8枠使いたい欲に負けて、「竜6条件のフルフレア入れにくい。。」となりがちなのです。そもそもグローリーではフルフレア使えなくなりましたし。
その点、龍麗&香蘭は竜6にする必要がないので、デッキ編成に余裕を与えてくれそうな気がします。
② デッキHPを盛れる
また、マナデッキの竜A駒(4枠)には、エステルや格闘・リミフィーサ、サマー・ラウナス、格闘・グレリオあたりが入ってくるのですが、彼らはHP1,600台に乗る火炎・火球系の竜駒とは異なり、従来の竜駒の位置付けに沿ったHP1,300台の駒なので、加えてそこに魔駒も入る混合条件ということも相まってデッキHPがやや低くなりがちです。
低コストでは最近特にフィジカルの重要性が上がっている気がしており、その辺りを気にして、全体でマナスキル10枚以上という条件を気にしながらマナ向けの竜駒をヤトックやランタイコスルルカなどで置き換えている人もしばしば見かける印象です。
その点、S枠に龍麗&香蘭を採用すれば、A枠の竜駒は3体編成するだけで済むようになり、デッキHPを高く保ちやすくなるという利点がありそうです。
殴りデッキを重く見なければ、コスト200で神リアン、セルフィ、龍麗&香蘭というサブS編成は、なんだかトゥールラ、ペトラ、フルフレアという構築をマナスキル中心にリバイバルしたような風情を感じます(当社比)。
龍麗&香蘭でなくても良い点
① コンボのマナ10消費がちょっと重い
特に低コスト帯では試合がタイトなので、しっかりと火力を出すためにガツガツとコンボを組んでいくと、マナデッキではロストエナジーを連発する展開もしばしばあります。そうなると、コンボのマナ消費が10ずつと少し多いのは地味に気になる点です。
その点、神闘化リアンツィールのスキルでマナ10生成、コンボでマナ消費なしはあまりに強く、「グローリーでは神闘化リアンでいいか」と個人的にはなりそうです。
② 今のロイヤルではプロキオンやルキウスの方が強そう
じゃあ超駒が使えないロイヤルバトルはどうか?というと、今のロイヤルはアポロン竜神の勝率が高かったり、神殴りや天楔、閃撃なども引き続き強かったりするので、フレアヒールよりも特殊・雷撃フォーススキルを持った既存の日常・プロキオンやルキウス編成の方が対応できる対面は広そうかなと個人的には思っています。
以上のように考えたとき、マナデッキには間違いなく嬉しい性能ではあるけども、必須の駒ともいえない可能性があるな、という現時点での印象です。引けたら使ってみたいですけどね。
「オセロニア探求」新登場A駒の性能
探求・普賢真人

印:戦国印
スキルは竜10以上で発動ですが、コンボは竜10神6条件なので竜神デッキで使う駒になります。
600自傷で2,000雷撃ダメージは、納涼・オーリック(500自傷2,000特殊ダメージ)を彷彿とさせます。グローリーやロイヤルなどの低コスト帯を中心に、シズマでも見かけるお手軽高火力神A駒の納涼・オーリックに比べて100自傷大きい代わりに、雷撃ダメージで通りがやや良いのとコンボが序盤からあるのが偉いです。
特にグローリーでは初手にコンボが無いとそこを悪用されがちなので、初手から切れる駒にとってコンボがあるかどうかは大きな差があります。コンボのフレアボルトは1,200火炎から始まるので序盤こそ強くないですが、2,400雷撃まで伸びるので悪くないです。
ステータスも納涼・オーリックとほぼ同じであり、竜神デッキで納涼・オーリックを使っている人はそのまま置き換えで入れることができる性能です。自傷があるぶん実質的なアドは1,400ですが、アドよりも火力と初手の安定性を重視したいような編成の竜神デッキではスタメン級の活躍が期待できそうです。
探求・玉蘭

印:妖魔印
非殴りの混合デッキで使う罠で、通常・特殊ダメージの95%を反射します。
殴りの混合デッキで使われる闘化ポーリュプスよりも反射倍率が5%高く設定されています。またステータス(HP)も闘化ポーリュプスより5だけ高く、アルカード(ヴェルグレーデ)やリッチなど破格のHPを持つ魔駒を除くと、最新の魔駒らしいステータスを有しています。
コンボはエネポイズンで、600特殊+相手x400で最大1,600毒の最大2,200ダメージを出力でき、十分な性能をしていると思います。
非殴り系の混合デッキで弱くなりがちな殴りデッキ対面で相手を牽制するための選択肢の一つとなり得そうです。
探求・蘭蘭

印:戦国印
香蘭の母として(多分)初めて存在が明かされた蘭蘭は、神10枚以上で使用できる竜A駒で、スキル、コンボともに超シンプルな性能を持っています。
スキルもコンボもデッキ編成条件のみなので実質無条件でいつでも発動でき、あのイオフィエルを火球にしたようなスキルを持っています。
盤面の神駒数に依存するイオフィエルのコンボスキルに対し、蘭蘭は盤面状況によらずいつでも安定して1,700の雷撃ダメージを発揮でき、神駒以外が混ざるデッキにおいても初手出し要員に適しています。
神駒の中でも高めのHPが個人的には評価が高いイオフィエル(HP1,720)よりもHPはやや低い(HP1,652)のですが、ATKは7だけ蘭蘭の方が高いです。
今の環境で神10といえばまず思い浮かぶフィーロデッキはリーダーをまず切るため初手に困らないデッキであり、そこを利用して火力上乗せのためにサブに2オーラを積んだりエンデガやアラジンを両積みしたりすることがしばしばあります。そのような攻めた編成でも序盤から安定して火力を出していくために、蘭蘭を編成するという選択肢は今後十分に採用されていきそうな気がしています。
また、戦国印には神10以上条件のハロウィン・サシャーラやシャクナなどがおり、その月のマイナス印次第ではカップ戦でも活躍が見込める性能だと思います。
探求・ミンリー

印:叡智印
竜血デッキで使用する駒で、相手のダメージをカットしながら竜血の補充を同時に行うことができる防護術スキルを持っています。
防護術スキルを持つA駒としてはヘケト、闘化マロニィに続く3体目であり、A駒としては初めての特殊・雷撃ダメージに対する防護術スキルを持っています。
まさにピンポイントな竜血強化!
シズマにおける対アルベルティーネの勝率が20%だったり、グローリーにおける対ツクヨミ、対ディートリヒの勝率が30%~40%だったりしたように、竜血デッキ(特にトゥアンリーダー)は火力が高くスピードもしっかりと伴う神デッキに対し基本的にかなり分が悪いです。
その主な理由として、①A駒リーダーのトゥアンはS差を生じやすいことと、②不足する竜血を火炎(燃焼)スキルで補うため火力を出すのに時間が掛かること、などが考えられます。竜血デッキがロガテオや休息術で竜血をケアしたり、火炎で竜血消費不要な火力を稼いだりしている間に、そんなことを気にする必要も無い神デッキから止めどなく殴られるのが苦しいとずっと感じていました。
そんな中で登場した、特殊・雷撃の両面を75%というなかなかのカット率で防御することができる探求・ミンリーは、まさにそんな神デッキ環境にずっと必要だと思っていた駒であり、トゥアン竜血が火炎(燃焼)ダメージを入れる時間を稼いだり、リアン竜血が序盤から火力勝負を仕掛けたときに相手のリーサル想定を崩しつつ貧血になるのをケアしたりするなど、どちらのリーダーでも腐ることがない性能をしています。ステータスが結構高めなのも評価できます。
ヘケトと比べると2ターンカットが効くという性能が嬉しい代わりに、コンボの効率や火力の優秀さではヘケトの後塵を拝するのが絶妙だなと思います。ヘケトと両積みはちょっと重い気がするので、神殴りをケアするか、固定系の神デッキを重く見るのかで、補正や環境などに応じて使い分けたいところ。
コンボ発動の時点で竜駒が2体はいることになるはずなので、実質的にコンボは竜血8消費で1,600火球というのが保証され、竜駒3体で9消費2,000、4体で10消費2,200となります。コンボは普通な印象ですね。
まとめ
S駒にもA駒にも優秀な駒が追加され、今後のコレクションガチャがより充実しそうな気がするオセロニア探求でした。特にA駒は、広く使われている印象の納涼・オーリック、闘化ポーリュプス、イオフィエル、シェルミーナあたりを彷彿とさせる性能の駒であり、そのままスムーズに環境に入っていきそうな優秀な駒たちだなと思いました。
忙しい中、運営のキャラ設計班やアートチームだけでなく、シナリオチームの皆様もお疲れ様でした。