オセロニア「論」

思考や情報の整理のために書いていきます。

【逆転オセロニア】2024 2nd SEASON開幕!新シーズンの対戦環境調整まとめ

4月30日に配信された【新シーズン直前】新着オセロニア!CRIMSON STARにて、新シーズンの対戦環境調整について発表がありました。

以下にざっくりと情報をまとめ、雑感などを記していきたいと思います!

5月以降はS5以上編成可能。ただしCSのみS4制限

3月26日の動画でのリリースで大きな反響(波紋)を生んだS5枚以上制限については、5月以降解除されることに。もともとチャンピオンシップ(CS)での過度なS駒投げを抑制することが意図として述べられていたので、CSの終了した5月以降は再びS5以上編成が可能になります。

チャット欄を見ても賛否両論あるのが伺える

これは、S5編成をしてパワーでゴリ押す爽快さや力強さを魅力に感じるユーザと、S4編成でバランス感や対戦ゲーム性に重きを置くユーザが両方いると思うので、賛否両論あるのは理解できますね。

私個人としてはS4をベースにデッキを組むのが好き派ですが、補正やデッキタイプ(一例として、ヒュプノスなどリーダーである程度守備も保証されている場合等)によってはS5編成をすることもある、という感じです。

ただ、後述のようにツクヨミデッキは早くも絶滅危惧に瀕しているため、近い将来のS5駒投げ批判の争点はアマテルデッキに向かいそうな予感がします。本件については近々改めて記事を書きたいですね。

フェイルノートにスキルバッジの上で同デッキ制限解除

前シーズンに大暴れしてひんしゅくを買ったツクヨミデッキの本体とも言える、進化フェイルノートについては、スキルバッジが適用された上でこれまでかけられていたヒュプノスツクヨミ、アマテルとの同デッキ制限が解除されることになりました。

チャットを見ただけでも取り扱いの難しい問題になっていることが分かるフェイルノー

具体的には、フェイルノート本体のスキルに駒総数条件10枚以上(つまり4ターン目以降)が付き、矢筒コンボのボルトヒールの雷撃、回復ともに数値が下げられているというものです。スキルに駒総数10枚以上条件が付いたことに伴い、コンボスキルの10枚以上条件は自動的に外れています。

ちなみに、進化フェイルノートは登場直後にナーフ(弱体化)を食らった異例の駒で、ナーフ前の性能は本体のスキル・コンボともに発動の駒数条件無し、召喚駒の矢筒コンボが最大1500雷撃と最大1500回復のボルトヒールという、必中どころか必殺の弓とでもいうべき化け物級の性能でした。

今回はナーフされた性能の上からさらにスキルバッジが適用されたという2段階目の弱体化であり、どれだけ最初の性能設計段階で大盤振る舞いしてしまったかが伺えますよね。結局のところ矢筒の雷撃最大値はナーフ前の53%(1500→800)、回復部分は69%(1500→900)にまで低減されることになり、さらに4ターン目までは場に出すことができなくなりました。

また、今回のスキルバッジ措置の正当性を補強する根拠として、運営さんはこんなデータを示しました。

ツクヨミヒュプノスともにフェイルノートの早期設置が勝率に直結している

ツクヨミヒュプノスも、バッジ前のフェイルノートを場に出すターンが早いほど平均勝率から上振れていたというもので、横軸の目盛がどこにあるのかはこのグラフから正確には読み取れませんが、少なくとも5ターン目までに設置できれば確実に勝率押し上げに寄与していたと言えそうです。

個人的に注目すべきは(初手ではなく)2ターン目設置が最大の勝率となっていることでして。

先攻初手にフェイルノートを出す場合、召喚位置の関係上、計3つしか召喚できない可能性があるほか全消しされ易いのに対し、先攻2手目にB2なり打ちをした場合、召喚の2ターン目にC6の根本(C4やC5)に矢筒が召喚される可能性があって矢筒を残しやすく、コンボを稼いだり周年ヴァイセに繋いでさらにアドを拡げていく動きができるので強いのです。すなわち、なるべく早く盤面に矢筒を撒くことができ、かつそれらが盤面に残りやすい2手目のフェイルノートが強いのは理にかなっているのです。

スキルバッジが適用されると4手目からしか盤面に設置できず、矢筒のコンボ数値も抑えられていくということで、上記のグラフは今後、4ターン目、5ターン目からのスタートとなり、さらにその上振れの幅もより抑えられたものになることを併せて考えれば、今回のスキルバッジによりフェイルノートのぶっ壊れ感がかなり抑制される、言い換えればフェイルノートを編成する強みがかなり発揮しづらい状況になってくるのは間違いないと考えられます。

シーズンマッチの同デッキ制限解除

シーズンマッチについては、これまで課されていた、闘化イシュタルと進化パズズの同デッキ制限が解除されることになりました。最近の混合デッキは、シノノメや甘露寺蜜璃に加えて、4月に登場した強駒ラティーナや、第2闘化が発表されたジブリルなど、捕食の軸を強化しつつあるように見えます。

実際問題、フェリヤやラニなどSリーダーの混合デッキでは、S枠がバフリーダー、バフ駒(マツリ or スゥ)、エア、イシュタルとテンプレが固定化しつつあり、ここにパズズも加える余地があるかは正直微妙なところなので、ラウナスリーダーの1つのオプションか、あるいは捕食に寄せた混合ナルアダルアというのがありえそうです。

また、進化ギルガメッシュとA駒アタッカーの九天玄女(第2闘化)の同デッキ制限もシーズンマッチに限り解除されます。(グローリーでは制限を継続)

規制前のグローリーでは無類の強さを誇ったギルガメッシュですが、コスト200では頻繁に見かけるデッキでもなく、補正によって見るかも~という感じなので、こちらはそれほど大きな影響はないのかなと思ったりもします。

グローリーモードの新たな解禁駒

グローリーモードでは進化ツクヨミ、闘化スゥ、ヨアケの3体が解禁されます。(ただしヨアケは闘化ゲイ・ボルグとニルスの同デッキ制限)

進化ツクヨミは神殴り対面で強そうですね~。ギルガメッシュも雷撃ダメージだけでなく特殊ダメージもそれなりに発生するため、有効ではありそうです。アマテルやアナンなどにも特殊ダメージは入るので、低コスト帯ではコスト200以上に強さを発揮しそうな気がします。マニアとかまた復権するんですかね?

混合デッキは低コスト帯ではあまり強くない印象があるので闘化スゥはどうですかね。混合ナルアダルアに採用するのは個人的にやってみたいかもしれないです。

ヨアケは、低コスト帯ではたとえゲイ・ボルグを取り上げられても強そうです。素直に行くともう一枠はリュミエット採用ですけど、フィニッシュ火力はトモルやトネルムで補完できるため、終盤にこれらが渋滞することを思うとエキドナとかが手札廻り的には良かったりするんですかね?

あまりグローリーはやり込んでないので、表面的な感想にしかならず…ですね。

ロイヤルバトルの使用禁止駒等について

ヨアケ、麒麟の使用禁止とバレンタインララノアのリーダー条件設定です。

ロイヤルバトルの竜デッキにはまずヨアケ閃撃が選ばれる傾向がずっと続いており、これを動かしたいという意図だと説明していました。ただ、火炎は低コスト帯で強くないなど竜デッキ自体が低コスト帯だとあまり選択肢がないのも事実なので、ニルス、アルメンダリス、雷華(一条)構成が可能なシンシア閃撃が選ばれそうかなーと思っています。

あとは最近強化された竜血も低コスト帯だと強いかもしれません。超駒フルフレアは使えないですが、コレクション駒のラステアとベル&ビーストは使えるので可能性はありそうですよね。

カップ戦のエクストラHPの調整

5月のカップ戦から、後攻のエクストラHPが6%から3%に調整されます。

先攻の方が手数を多くもらえるという先行有利に対し、後攻に6%の追加HPを付与することで先攻と後攻のアンフェアさを解消しようと2020年1月から正式導入されたエクストラHP。

当時とは環境が変わってコンボスキルの水準が上がってきた現在では、風車進行でもなり打ちでも、主導的にコンボを狙った進行を取りやすい後攻の方がやや有利になってきていると思われます。特にカップ戦ではコストが下がっている駒を優先的に編成するため、一線級の駒ばかりとはならずにデッキの火力が低く、相対的にコンボを組む価値は高コスト帯よりも高くなってくるので、2020年の高コスト帯を基準に設計された6%のエクストラHPは、カップ戦においてはやや後攻を過剰に持ち上げすぎているきらいがありました。

カップ戦は明らかな後攻ゲーだ、という声はいつも聞こえてきていたので、これは良い方向性の修正なのではと個人的には思っています。

 

以上、2024 2nd SEASONの対戦環境の変更点などについてまとめてみました。
続く記事では、シーズン開幕を彩った超駒パレードの新駒について見ていきたいと思います!